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子どもたちの変容

2年前の私に言ってやりたい!

NO.013

過敏性腸症候群

彼女は、中2の時のクラスの人間関係が原因で不登校になりました。クラスの女子が2つのグループに分かれ、その間におかれて苦しんだそうです。やがて教室に入れなくなり、保健室登校をはじめた頃から腹痛が始まりました。そして吐き気も伴ってどんどんひどくなり、トイレから離れられなくなって学校行くこともできなくなっていきました。当時、複数の病院に行ったそうですが一向に腹痛はおさまらず、「過敏性腸症候群」と診断されました。

2度の退学

彼女は、不登校のまま中学を卒業し、地元の私立高校に入学するもののやっぱり教室に入ることができず、1ヶ月で退学しました。翌年、公立高校の定時制だったらという思いで入学するものの、やっぱり教室に入れず二度目の退学。こうなると、もう生きてても仕方がないとまで思うようになっていったそうです。自暴自棄になって、トイレにこもって自分の髪の毛をたくさん抜いてしまうようなこともありました。

克服

定時制高校を辞めた後、彼女は1年半ひきこもりました。そして母親に連れられて学びの森へとやってきました。緊張した様子でしたが、「来れる日数から、来ていいよ」「トイレはいつでも行っていいよ」そんな言葉を投げかけると笑顔を見せてくれました。それから3年間、彼女は今まで挫折してきた高校課程をすべて終えることができました。何でも話せる仲間もでき、車の免許もとって、気がつけば過敏性腸症候群を克服していたんです。2年前の自分をふりかえって、彼女はこう言いました。「2年前の私に、言ってやりたい。❝こんなに変わっていくんやで。なんでそんなに悩んでんの?❞って!」

再出発

卒業後の進路は、歯科衛生士を養成する専門学校でした。資格を持った仕事をしたいという希望からその進路に決めました。ところが、やっぱり学校という環境が過去の苦しかった気持ちを呼び返したようで、入学して1年後に学校を辞めたいと思うようになっていきました。でも彼女はそこから思い切って進路転換し、今はホテルの接客の仕事についています。どうやらその道が彼女にあっていたようです。「とても充実した毎日を送っています」と私たちに話してくれています。

性別 : 女(南丹市)

在籍年齢 : 19〜22才