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教育理念

自ら学び、行動し、人生をつくり続ける人になる

この教育理念を実現するために、私たちは学びの3領域を設定し、
さまざまな教育の営みをおこなっています。
それらはバラバラに存在するのではなく、互いに連動しながら
子どもたちの自律へと向かう力をはぐくんでいます。

学びの3領域

  • 基礎領域

    基礎領域

    子どもは「教えられる存在」
    ではなく「自ら学ぶ存在」

    基礎領域では、読み書き計算の能力、各教科の基礎的な知識と技量に加え、自律的に学習に向き合う姿勢の習得をめざします。子どもたち一人ひとりと話し合いながら、時間割や教材、学習のペースを大切にし、個別学習や教科演習に取り組みます。のびのびと学ぶ中で、子どもたちは学びの型を身につけます。

  • 探究領域

    探究領域

    育てるのは「正解を出す力」
    だけでなく「問い続ける力」

    探究領域では、さまざまなテーマについて個人やグループで考えを深めることをめざします。教科の枠を超えて学び、自分の現時点での考えを形にして他者に伝えることに取り組みます。こうした経験を何度も繰り返すことで、子どもたちは自分で問いを立てる力や、考えを更新し続ける力を身につけます。

  • 共創領域

    共創領域

    めざすのは「対話」を通して、
    「民主的に場をつくる」こと

    共創領域では、学びの森という「場」そのものを、子どもたちと共に創りつづけることをめざします。体験活動の内容や約束事など、学びの森での生活に関わることをみんなで話し合い、実行します。いずれ学びの森を巣立つ子どもたちが、その後社会に主体的に参加するための力を身につけます。

学ぶことは、変わること

誰もがいつからでもどこからでも、
人生を輝かせることができる。
「学び」は、そのためにあります。
学びの森にやって来た子どもたちは、
自分の学び方を手に入れることで
大きく変わり始めます。
その変容のプロセスを、
5つのキーワードで表現しました。

理解

子ども一人ひとりを
観察し、対話を通して、
彼・彼女の物語を
理解します。

変容

子どもが新たな
視点を獲得することで、
自分を捉え直し、
行動が変わります。

探究

子どもが自主的に
取り組み、
先生や仲間と一緒に
学び合います。

共創

対話を重ねて、この場に
関わるみんなにとって、
より良い学びの森の
あり方を更新
し続けます。

自律

変化し続ける社会の中で
自分らしく自由に生きる力を
身につけて、学びの森を
巣立っていきます。

メッセージ

  • 代表 北村 真也グローバル教育研究所代表取締役
    亀岡市教育長職務代理者

    豊かな学びの世界を創る、もうひとつの学校

    私たちはいつも目の前の子どもに向き合い、「この子の学びをどう支えるか?」を問い続けてきました。25年前、「学校に行きたくない」と訴える一人の子どもとの出会いをきっかけに、学びの森は、既存の学校とは異なる「もうひとつの学校」として歩み始めました。
    学校に窮屈さを感じ、「学校には行かない」と選択した子どもたちに、未来へとつながる豊かな学びの世界を届けたい。その思いのもと、私たちは社会や子どもたちの変化に応じて、活動を常にアップデートしてきました。あらかじめ決められた教育プログラムに子どもを当てはめるのではなく、地域の多様な資源を活かしながら、子どもとともに学びをつくること。それが学びの森の教育です。
    一方で私は、教育行政を担う教育委員会で教育長職務代理者として長年関わってきました。その中で、子どもたちのニーズが多様化する一方で、現在の学校制度だけでは十分に応えきれない現実も目の当たりにしてきました。だからこそ、公教育とは異なる「もうひとつの学校」が社会に持つ意味をあらためて実感し、学びの森の運営を続けています。
    子どもたち一人ひとりが自信と誇りを持ち、まだ見ぬ自分と出会いながら、自分の人生を歩んでいけるように。学びの森の教育は、これからも進化を続けていきます。

  • 副代表 北村 恵美子一般社団法人学びラボ代表理事

    対話を重ね、一緒に考える

    学びの森にやって来た子どもたちが巣立っていき、10年、20年が経ったとき、「学びの森に通ってよかった」と心から振り返ってもらえること。それが、私たちの描く未来です。
    学びの森の取り組みを、子どもを植物にたとえるなら、私たちは「根っこ」を太く、たくましく育てることを大切にしています。そのためには、子ども自身だけでなく、保護者の方にも学びの森の能動的な参加者になっていただくことが欠かせません。
    安心・安全な環境の中で対話を重ね、講師、子ども、保護者が一緒に、その時々の「その子にとっての最適解」を考えていきたい。学びの森が、子どもだけでなく、大人もともに成長していける場でありたいと願っています。

  • 教室長 木下 大輔

    「一緒につくる」学び

    学びの森では、時間割を子どもたち一人ひとりと話し合って決めます。教科の枠組みや教材は私たちが提案しますが、最終的にどう学ぶかをデザインするのは子どもたち自身です。時間割を真剣に考える子どもたちの姿から、「自分の学びを自分でつくっている」という実感が伝わってきます。
    時間割に限らず、学びの森では日常のさまざまな場面で「一緒につくる」ことを大切にしています。なぜなら、子どもにも大人にも考える権利や意志があり、対話を重ねることでしか、一人ひとりにとって意味のある学びは創造できないと考えているからです。
    これまで学びの森では、ことばの表現ひとつをめぐり深く議論するゼミ、エンジニアによるロボット・プログラミング製作、親子で参加できるスポーツフェスティバル、アーティストのプロジェクトや地域のお祭りに参加するフィールドワークなど、多様な活動を展開してきました。
    私たちは今後も、こうした活動や学びの森そのものを、講師や生徒、保護者はもちろん、外部の人・もの・ことと出会い、対話を重ねる中でつくり続けていきたいと考えています。

  • 学術顧問 中村 正一般社団法人UNLEARN代表理事
    立命館大学特任教授・名誉教授

    未知なる自分の可能性に出会う

    何を学ぶのかということだけではなく、どのように学ぶのかを重視しているのが学びの森です。学びのスタイルを自分なりに決定していくことになります。
    すると未知なる、自分の可能性に出会うことになります。私は幼い頃から枠にはめられることが大嫌いでした。出過ぎた釘が打たれるなら、出過ぎない釘は腐食すると応戦しました。しかし、出過ぎた釘は走り続けないと倒れるのですが、とにかく勢いがあるし、走り続けることを励ましてくれる人たちがいるのが学びの森なのです。そして、森に棲む生物たちは多様性が特徴です。
    自己決定する力を身につけること、それを可能にする小さな環境があること、ばらばらのようにみえて一緒なこと、自由が不自由にならないこと、多様性こそが心理的に安全な場であることなどを学びの森の実践から学びました。子どもだけではなく、保護者も教師も新しい発見があるのです。