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子どもたちの変容

学校連携の中から

NO.006

肩が痛い

京都の名門私立小学校に在籍し、そのまま中学校へと進んだ彼女は、2年生の時に肩の痛みを訴え、学校を休みがちになります。いくつもの病院に見てもらうものの問題は見つからず、神経的なものだと言われ神経内科に通い出していました。たまたまスクールカウンセラーの大学の先生から学びの森のことを紹介されやってきたのです。

顔も見たことのない生徒

私たちが彼女に会った時には、学校へは全く通える状態ではありませんでした。学費のこともあり地元の公立中学校へと籍を移しました。ただ、もともと地元の学校が嫌で私立の学校へと通っていたので、そこに通うことは難しい状態でした。だから籍だけそこにおいて、学びの森に通ったわけです。学校からすれば、一度も顔を見たことのない生徒がやってきたのです。

受験を通して

学びの森では、小中学生が所属する在籍校との連携はしっかり取っています。彼女の場合、学校へと足を踏み入れなかったので、学年主任の先生が定期的に学びの森へとやって来て彼女に会ってくれるようなことが実現することになりました。学びの森への適応は、彼女の肩の痛みを沈めました。そして再び私立高校を受験し、高校生へとなっていったのです。

東京で映像の世界へ

高校では、バスケ部に所属し、進路は映像関係と決めました。東京にある映像関係の専門学校に彼女の学びたいコースがあったようで、ギリギリまで大学と迷った挙句、専門学校へ進学していきました。お母さんからの報告では、ようやく東京での生活にも慣れ、今は実習に忙しくしているとのことでした。

性別 : 女(南区)

在籍年齢 : 中2〜中3