MENU

子どもたちの変容

学校がおもしろくない

NO.027

このまま学校に行かせ続けていいのでしょうか?

息子は学校行っていないわけではないんです。

週に1,2日は休むんですが遅刻しながらも学校へ行きます。

でも毎朝行きたくない行きたくないと言い続ける息子を、このまま親が行かせ続けていいのかと私自身が思うようになったんです。

学校へ行きたくないという子どもと学校へ行かせようとし続けるお母さん、そのバトルが毎朝のように繰り広げられていました。

学校がおもしろくない

2年生の終わり頃学びの森に体験にやってきた彼は、なんでこうなるんやろう?と、気になったことはすぐに調べる、考える、試してみる、まさに知的好奇心の塊でした。

自分の興味のあることについての知識はものすごく、元素周期表をそらで言えるほど。

でも漢字や文章を書くのは大の苦手でした。

だから学校ではとても苦労していました。

そんな彼にとって学校の授業は、とても退屈なものでした。

その退屈な授業をじっと聞いていることに我慢できなかったようです。

水を得た魚のように

3年になり、彼は正式に学びの森に入学をしました。

何のために、どんな内容を、どんなペース・方法で学習したい?

学びの森では、スタッフと一緒に話し合いながら時間割や学習計画を考え、それに沿って学習を進めます。

自分で学び方を決められることで、彼は水を得た魚のようにいきいきと学び始めたのです。

あれだけ学校へ行きたくないと言っていた彼でしたが、その後、学びの森を休むことは一度もなくなっていきました。

学びの経験を重ねる

彼のように、学校が窮屈だったと訴える子が増えているように思います。

彼らの多くは別に学校に行けないわけではありません。

定型的な学校の枠組みが、彼らのニーズにあわないのでしょう。

学びの森は目の前にやってきた子と一緒に考えながら、絶えず枠組みを更新し続けることを大切にしています。

そしてその柔軟さが、のびのびと学ぶ環境をつくることにつながっていくのだと思います。

豊かな学びの経験は、彼のように目の前の子どもたちを大きく変容させていくのかもしれません。

性別 : 男(京都市)

在籍年齢 : 小3~