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子どもたちの変容

友達いっぱいできるかなぁ?

NO.025

友達がいない

友達いっぱいできるかなぁ? このセリフは、彼が学びの森にやってきたときの第一声でした。
学校では友達が一人もいないからさ、ここではいっぱい友達ができるといいなぁ…。

彼の笑顔の裏にどんな物語があるのか、とても気になりました。

号泣

学びの森での生活にも慣れ始め、同年代の子たちとの関わりが増えてくると、その分衝突する場面も増えました。

そんな時彼はいつも幼児のように大声をあげて号泣することしかできませんでした。

他の子どもたちはそれを見て、引いてしまうこともしばしば。

彼が越えなければならない壁がそこにあるような気がしました。

泣かないなら聞く

その壁を越えるためには、人間関係でうまくいかなかったときに号泣する以外の方法を身に付けることだと考えました。

泣いているときは気のすむまで泣いて、落ち着いたらそのときどうしたかったのか、どんな気持ちになったのかを聞くということを繰り返しながら、彼は少しずつ別の方法を身につけていきました。

周りの理解

それと並行して、まわりの子どもたちも少しずつ彼のことを理解しようと努めてくれました。

衝突を繰り返しながら、お互いのことを知り合うことを通して、だんだんと良い関係が構築されていきました。

経験の中でしか学べない

困ったら泣くというコミュニケーションのパターンは、幼児期に身につけたものです。

彼ははそこから一歩二歩踏み出し、年相応のパターンを身に付ける必要がありました。

でもそれは一人だけでは学べません。

必ず自分以外の誰かとのやり取りの経験を通して学べるものなのです。

友達とのトラブルが多い子、友達グループになじめない子など、人間関係に悩む子ほど他者と関わってうまくいく経験が必要なのです。

学びの森では、そんな彼らの心の育ちを見届けようとする優しい目がたくさんあるのかもしれません。

性別 : 男(京都市)

在籍年齢 : 小4~