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子どもたちの変容

沖縄から

NO.023

通学圏

学びの森の通学圏は、約100㎞にわたります。

京都府内を中心に中には隣接県から2時間かけて通ってくる生徒もいます。

でもその他に、わざわざ亀岡へ移住されて学びの森に通われている方もおられます。

沖縄県竹富島から移住した彼もそんな生徒の一人でした。

えっ、沖縄から?

学びの森への入学は、相談の機会から始まり、2週間の体験期間を経て受け入れが決まります。

彼の場合も最初お父さんが電話をかけてこられました。

8月に入学の相談に伺いたいのですが、大丈夫でしょうか? 大丈夫ですが、どちらからお越しですか? 沖縄の竹富島です。……?

そんなやり取りがあったことを覚えています。

移住、そして通学へ

学びの森がある京都府亀岡市は、市を挙げて移住促進をおこなっています。

彼のご家族も亀岡市の施策のもと、無事市内に移住先を見つけ、彼は学びの森へと通い始めました。

自律的な学びの習慣はすぐに身につけ、自学で基礎学力を身に着けると同時に自分の興味のある領域を見つけていきました。

興味のあることはとことん学んでみよう!

竹富小中学校に所属していた彼は、クラスメイトが全員女子(同級生が4名しかいなかった)であったこともあり、よく一人で図書室の本を読んでいたといいます。

その中で彼が大変興味を持ったのが経済学でした。

そんなこともあって、彼は学びの森の探究の時間は、経済の研究に充てていました。

そして自分の探究の成果として、日本におけるベーシック・インカム導入の可能性について報告してくれました。

卒業、そして巣立ち

自学によって基礎学力をしっかり身に着けていた彼は、学力模試でも十分な結果を出していました。

彼の進学したい高校へは、その模試の結果を使って推薦のような形でエントリーができました。

高校ではどのような学校生活を送るのでしょうか?

目新しい制服に身を包んだ彼は、笑顔で学びの森を巣立っていきました。

性別 : 男(沖縄県)

在籍年齢 : 中2~