ブラック校則
NO.028
校則への違和感
今でこそ中学校の校則がメディアで取り上げられるようになりましたが、彼女が中学へ入学した当時は、まだ校則が社会問題として扱われることは稀なことでした。
そんな彼女が学びの森にやってきたのは中2の夏、学校の校則をめぐって学校への違和感を募らせていたということでした。
クラスアンケート
彼女が入学してからずっと気になっていたのは、厳しすぎる校則。
髪の色はもちろん、靴下の色や下着の色まで指定されることに強烈な違和感を感じていました。
クラス委員だった彼女は、全員に校則についてのアンケートを取ることにしました。
結果はみんな、こんな校則はおかしい、変えるべきだ、というものでした。
そこでこの結果を受けて、彼女はクラスの意見を学校側に伝えることにしました。
学校への不信感
しかし、彼女の努力もむなしく、先生たちは誰一人として真剣に取り合ってくれなかったのです。
この出来事をきっかけに、彼女は先生や学校に対して不信感を抱くようになり、学校へ行くことができなくなったのでした。
好きなこと・進路をみつける
そんな経緯で学びの森にやってきた彼女は、自分のペースで自律的に学習に取り組み始めました。
英語が好きだった彼女は、在学中に英検2級を取得し高校時代に留学をしたいと考えるようになっていきました。
将来は英語を活用した仕事に就きたいという目標に向かって英検を受験し、進路を選択していきました。
また学習以外の活動にも積極的に参加し、好きなイラストレーションに没頭する時間も持ちました。
充実した高校生活
やがて「希望する進路を実現した彼女は、充実した高校生活を送っています。
目標のひとつであった留学や、イラストレーターとしての活動など、一歩一歩着実に夢に向かって歩き続けています。