MENU

日誌

バンド組もうぜ?!

どうも、学びの森のキノシタです。

少し先の話になりますが、今年も6月中旬から<教養講座(音)>を開講しようと思います!

 

 

先日、講師の竹内さんにお越しいただき、現在の学びの森の様子や講座の振り返りをしながら、今年は何をしたいか話し合いました。

前回は「色んな楽器に触れる・どんな音が好き/嫌いかを知る・音でコミュニケーションをとる・みんなで音を出すことを楽しむ・テンポやメロディという枠で音を出す」などに取り組みました。

 

※過去のブログで講座の様子をお伝えしています。下記のリンクからご覧ください。

「音で出会う」

「演奏になってる!」

「音楽を”つくる”」

「自分勝手と自由の違い」

「次のステップへ」

「色んなことは音に出る」

「合わせるってこういうことね!」

「点・線・カタチ・絵・色」

「七夕コンサート」

 

その中で苦戦したのが、自分が出したい音と相手が出したい音との折り合いをどうつけるか?

みんながそれぞれ好き勝手に音を出しても、心地よい演奏にはなりません。

 

最後はなんとか全体で音を合わせることができましたが、もっとお互いに話し合う時間を取ることができたら…と反省点も多かったです。

そこで今回は、グループに分かれて、より一人ひとりの音を大切に音を出す・合わせることに挑戦したいと思います。

 

「やらされるのではなく、やりたいと思うから練習も楽しめると思う。というか、音楽ってホント楽しいんですよ。それを知ってほしい。」

竹内さんの言葉です。

 

僕個人としては、昨年よりも少しこちらの用意する枠組みもカチッとしていて、生徒がどう反応するのか心配でもありました。

もっと自由に音を楽しみたい!という意見があってもいいし、あんまりこっちが意図しすぎるのも良くないかなぁ…とかも考えました。

 

そこでまずは、こちらの想いを伝えた上で、生徒の意見を聞いてみることに。

すると思いのほかみんな「やってみたい!」という反応が返ってきました。

 

亀谷先生もメンバーに入れて!

あなた(キノシタ)もどこかのバンドに入りなさいよ!

 

歌うのもアリ?それならジャイアンの歌がいい!

じゃあバンド名は「GO!GO!ジャイアンズ」にしよう!

 

エレキギターやってみたい!

般若心経唱えれるんやから、それ演奏したらいいやん!

 

それぞれのグループで、どんどんアイデアが出てくるではありませんか。

その時の楽しそうな顔と言ったら…。みんな良い表情してました。

 

昨年の感想も聞いてみたところ、こんな分析が。

「去年はみんなでとりあえず音を出すって感じで、カオスやった」

 

やっぱりみんなもカオスって思ってたんか。逆にその経験があったから「型」を欲してるんかもなぁ。

そんなことを考えました。

 

少し話がそれますが、最近<運動>の時間では一部の生徒の間で野球がブームなんです。(恐るべしWBC、恐るべしオオタニサン)

当然野球経験のない生徒がたくさんいるわけで、投げたり打ったり捕ったりはお世辞にも上手ではありません。

 

今までは「上達しなくても楽しかったらそれでOK」という感じで、僕もみんなも考えていたように思います。

でも最近は、上達したい欲みたいなものを感じるんです。

 

キャッチボールから始めたら?と言うと、そうやな!練習しないと!みたいな言葉が返ってきて、「あ、練習って嫌いじゃないんか」と思ったり。

そら打てないと楽しくないから当然の反応なのかもしれませんが、それでも打てるようになるには練習が必要ということを直感的に感じ取っているようです。

 

そうそう、桜井先生のゼミでは、文法や語彙のトレーニングにも取り組んでいるのですが、そこでもやはりみんな真剣に取り組むんですよ。

身体を動かすことにしろ、学習にしろ、その「体系」というか「型」は必要だと思います。

 

生徒たちは、その大切さをちゃんと肌感覚で理解しています。

だから今回の<教養講座(音)>では、多少こちらが枠組みを設定しても、やってみたい!につながったのかもしれません。

 

とまぁ、ここまで僕の仮説を長々と書いてしまいましたが、とにかくみんなの反応は良かったです!

火の付き方が昨年よりも速い速い。それだけヨコのつながりがしっかりできているということなんでしょう。

 

竹内さんにもすぐこのことを報告したところ

「えー!やっぱり子どもってすごいですね!!めちゃくちゃ楽しみになってきました!!!」

と、竹内さんにも飛び火。

 

僕にももちろん飛び火してますよー!

この火が6月まで燃え続けるように、グループでの話し合いなどを継続していきたいと思います。

 

面白い報告ができるといいですね。

では、また~