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どうも、学びの森のキノシタです。

今週も<音>の講座があったので、その様子をお伝えしたいと思います。

 

会場の準備をしていて、ハッと驚いたことが。

ちょっとこの写真を見てください。

 

 

講座の第一回目のものと比べると…

 

 

 

このブログを定期購読されている方(いたら嬉しい)にはわかるかもしれません。
そう、小さい楽器がちょっと減ってるんです!!

 

そのかわり

 

 

 

 

大きい楽器はちょっと増えてます!!

特に今日の目玉はコレ↓

 

 

エレキギター、キターーーー!!!!

か、かっこいい…。

 

竹内さんはこんな風に、毎回少しずつ持ってくる楽器を変えておられます。

前回のセッションや合奏を振り返って、次はこう、次はここまでいけるかも、という風に講座をつくってくれているんです。

 

今回の変更も、全体演奏に移行してきた今、小さな音や手作りの楽器よりも、ホンモノの楽器で演奏する経験を味わうことが大事という判断からでした。

 

―どうせやるなら、いっちょまえの楽器でできたほうがかっこいいじゃないですか

 

そういいながら笑う竹内さんを見て、この間の生徒の変化や講座の空気感の変化などを、本当に丁寧にキャッチしてくれているんだと思いました。

 

こうした小さな設定の変化に気がついているのか、いないのか?
それはわかりませんが、一つだけ言えるのは生徒たちの音の出し方が確実に変化してきているということです。

 

タン・タン・タン・タン・・・

四拍子のリズムに合わせて、全体演奏をしたとき感じたのは “みんなで演奏を楽しもう” という音の出し方でした。

 

 

 

 

 

 

こんな風にグループに分かれて座ってはいますが、もうみんなの意識の中に「全体」があるように思います。

もしかすると、先日行われた春のBBQでの経験がそうさせているのかもしれません。

 

自分の出したい音だけじゃなく、周りの人の出したい音も聴く。

その結果、みんなが心地よい音になってたらいいな、という空気が会場に広がっていました。

 

そういった経験を、ここ数日繰り返し積んできたからなのかもしれません。

生徒の感想には「(印象に残った場面は)特に何もない」が多かったです。

 

もちろんこの結果をマイナスに捉えることもできると思います。
もっとちゃんと今日の経験を振り返って言葉にするということに向き合ってほしいな、と思う気持ちはあります。

 

でももし「ちゃんと周りの音を聞いて、そこに自分の出したい音を出す練習は積んできたし、こんなんできて当たり前」という意味なら…?!

と考えた自分がいました。

 

ある生徒の感想には「第一回目と今との違いを聞いてみたい」と書いてありました。

それだけ生徒自身も自分たちの出す音の変化に気が付いているんだと思います。

 

だったら行こうぜ、次のステップ。

ただ単に叩く・弾くだけじゃない、ドレミを意識した音を出す。

次回は、今まで自由にやってきたところに「型」をつけてみようと思います。

 

「型」を押し付けたら自由な演奏じゃなくなるのでは…?そう思う方もいるかもしれません。

でも、本当に自由な演奏をするためにも「型」を知ることは必要だと思います。

 

そしてそれは、今年度から学びの森でも大事にしたいことでもありました。

「型」をちゃんと身に付けて、その「型」を破っていく。

 

「守破離」の先に、本当の自由はあるような気がします。

次回も楽しみ!

 

では、また~