アニメーションの世界
どうも、学びの森のキノシタです。
今日から小澤亜梨子さんによる講座が始まりました。
昨年は「ロゴタイプ」に挑戦し、一人ひとりオリジナルの文字をつくりました。
※詳細は過去のブログをご覧ください↓
今年はなんと「アニメーション」に挑戦します!
初回はその入口として、色々なアニメーションを見ました。
そもそもアニメーションとは、様々な手法で作られた動画表現の総称で、絵や立体物のコマ撮り、CGなどを駆使した映像のこと。
その中でも、普段僕たちが「アニメ」と言って視聴しているものの多くは「2Dアニメーション」と呼ばれるもので、原理は「パラパラ漫画」と一緒です。
1秒あたりに何枚の絵を描くかによって、動きのなめらかさが異なってきます。
ディズニー作品などは自然な動きを追求し、1秒間になんと24枚もの絵を描いているんだとか!
『白雪姫』は1時間23分あるので、計算すると…。
119,529枚!?すごー!!
あれだけのアニメーションをつくるには、やはり相当な時間と労力が必要だということですね。
さすがディズニー、やってくれます。
さて、そんなアニメーションにも、数多くの種類があります。
2D以外にも3D、ストップモーション、クレイなどなど。
エミール・レイノーが1892年に発明した「プラクシノスコープ」を用いた作品がアニメーションの元祖と言われています。
↑プラクシノスコープ
それから約130年の間で非常にたくさんの表現方法が生まれました。
デジタルで作画されたもの、画材を用いて紙に作画されたもの、そして今回僕たちが挑戦するロトスコープアニメーション。
それらの中からアリスさんが紹介したいものを、教室を映画館っぽくして見ました。
かわいいもの、ついつい身体がのっちゃうもの、目がチカチカするもの、美しいもの、柔らかいもの、インパクトがすごいもの…。
誰が、どんな想いで、どんな手法で作るかによって表現が全然違っていて、アニメーションって想像以上に広く深い世界なんだなぁと驚きました。
色んなアニメーションを見た後は、いよいよ実践!
書き忘れておりましたが、「ロトスコープ」とは「映像を一枚一枚の画像にコマ割りにし、それをトレースしてつくるアニメーションのこと」です。
今回は事前にアリスさんが撮影してくれた3秒間の映像を用いました。
1秒8枚のコマ割りなので、たった3秒でも24枚の作画を仕上げる必要があります。
それらの画像をトレース(トレーシングペーパーでなぞる)して、
色を塗ったり、イラストを描き加えたりして、
順番に並べてデータを読み込み、
PCで編集したら、出来上がり!!!
とまぁ、文章にしたら簡単に見えるんですが、作業としては結構多くて大変でした。
今回はみんなで協力してつくりましたが、これを一人でやるとなると根気がいりそうです。
また、完成したらどうなるかイメージしにくいので、たぶんみんなで見た作品は何度も描き直しもしているんだと思います。
偶然の面白さももちろんあると思いますが、でもやっぱり自分がしたい表現を追求するために、試行錯誤を繰り返す。
この講座でも、そのプロセスを少しでも経験できたらいいなと思います。
そんなこんなで完成したアニメーション。
みんなこれ見てどう思うんやろう?
明日聞いてみます。
では、また~