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日誌

色んなことは音に出る

どうも、学びの森のキノシタです。

今週も<音>の講座があったのでその様子をお伝えいたします。

 

生徒の感想から次のステップへ進む必要性が見えたので、今回は「型」と「全体演奏」をテーマに取り組みました。

具体的には、

 

 

 

 

四拍子のリズムで、それぞれの楽器で鳴らす音の「型」を決めて全体演奏に挑戦!

※例えばボンゴなら、タタ・タタ・ウン(音出さない)・ウン(音出さない)を繰り返す感じ

したんですが…

 

できてるんですよ、一人ひとりはね。

すぐにリズムを覚えて、その通りに演奏できているんです。

 

でも、なーんかモノタリナイ…。

これまでの「なんか自由に音を出してたらいい感じに音が重なった!」とか「この音に合わせてみたらなんかいい感じになった!」みたいな感覚?達成感?みたいなものがなかったんですよねぇ…。

 

音が合っていると言われたらそうだけど、そうじゃないと言われたらそうじゃない。

自分の楽器のリズムで音は出せるけど、これ以上どうしたらいいの?

 

そんな気持ちが会場に漂っているように感じました。

それはきっと、この場の参加者が「型」は意識してたけど「全体演奏」まで意識していなかったからかもしれません。

 

今まで自由にやってきて、偶然心地よい瞬間が訪れていた。あるいはちょっと意図的にその瞬間を作りだせていた。

でも今回は、とりあえず「型」通りに音を出してみて、それがちゃんとできただけ。

 

本当はそこはスタートラインで、もっと自分の音や他の人の音を意識しないといけなかったのかもしれません。

これまでの偶然にできていたり、一瞬意図してできていたことを、最初から最後まで通してできるようになる―。

その先にしか味わえない何かがそこにあるような、またそこに至るまでの高い壁があるような気がしました。

 

「でもその何かやそこに至るプロセスって、言葉では説明できないんです」と竹内さん。

どうしたものかと頭を悩ませながら、なんとかしようと試行錯誤しているのが伝わっていただけに、今回からいかに難しいことに挑戦しているかを感じました。

 

 

そうそう、今日の講座を振り返っていて、もうひとつ大事なことに気が付きました。

それは、生徒たちの感じている/考えている色んなことはそのまま音に出るということです。

 

雰囲気がいつもと違うなぁ

 

本当は参加したくないけど仕方なく…

 

蒸し暑いなぁ~疲れたなぁ

 

何回も同じことしてるけど、これなんでやろ?

 

なんかしっくりこないなぁ

 

マイナスのこともプラスのことも、音には全部表れてしまうから面白いですね。

それを咎める気は全くありません。

 

ただ今回は春の遠足に行ったときのような「この瞬間をみんなで楽しもう!」みたいな空気がなかったように感じました。

原因は個人や場にたくさんあって、考えだしたらキリがないような気もします。

 

この講座は学びの森の活動の一環です。

今日までに一人ひとりがどんなことを感じ/考えながら生きてきたのか?それに僕はどう関われたのか?

まずは自分の生徒を見る視点や振る舞い、その総体を振り返ってみないとなぁと反省しました。

 

くぅ~!悔しい!!

でも今日の回は必要だったとも思います。

次回はこの経験を活かして、より良い場をつくれるように頑張るぞー!

 

では、また~