何が知りたくて
どうも、学びの森のキノシタです。
今日は「Science Class」の第二回目の様子をお届けします。
今回のテーマは「光の三原色~光の足し算ひき算~」でした。
皆さんは「光の三原色」と聞いて何色を思い浮かべたでしょうか?
そんなん知ってるわ!「赤・青・緑」でしょ!
と思ったあなた、じゃあなぜ「赤・青・緑」なんでしょう?
そ、それは…。と言葉が詰まってから始まるのがこの「Science Class」です。
前回のブログでも書きましたが、「光の三原色」というキーワード”だけ”知っている生徒は、この「なぜ?」に苦しんでいます。
逆に、日頃から「なぜ?」を繰り返している子は、こうかな?ああかな?と目を輝かせながら考えています。
この違いは何なんだろう?といつも考えさせられます。
前者は、自分が知っていること・わかっていること(知っていると思える状態?)が楽しい。だから「なぜ?」と問われると思考が止まっちゃう。
後者は、自分が知らないこと・わからないこと(それらを考えることも?)が楽しい。だから「なぜ?」と問われると思考が動き出す。
そんな印象を受けます。
僕自身も小学生のころは、いや最近まで前者の側でした。
キーワードだけはたくさん知っているけど、それがつながってなかったり、わかっていると思える状態じゃないと不安だったり。
いつの間にか知らないことやわからないこと、それを考えることの楽しさよりも、覚えてテストで点数を取ることのほうを優先してしまったのかもしれません。
でも今は後者の側に立つことの楽しさや大切さも感じるようになりました。
湯川さんと一緒につくるこの講座も、そういった楽しさや大切さを知ってほしいという想いが根底にはあります。
これとつながる話なのですが、Science Classでは様々な実験をおこなっています。※Instagramの動画を要チェック!
学校の理科でも色んな実験ってしましたよね?
僕の中で一番印象に残っているのは、炭酸水素ナトリウムの分解ですかね。
間違えて試験管を割って、めちゃくちゃ怒られた記憶があります。笑
こうした実験って、なんでそもそもこんな実験をするのかってわからなくないですか?
目的も「炭酸水素ナトリウムを分解してみよう」的なもので、なんでそもそも分解するのかはわからないまま実験をする感じ。
しかも方法も「試験管に入れて熱する」って!なんでその方法にしようと思ったん?!ってなりません?
湯川さんにもこの疑問を投げかけると、本当はその部分を一番考えないといけないと思います、と即答。
今何が知られていて、何が知られていないか?
何を知りたくて、それはどういう方法なら知ることができるのか?
その方法を取るために必要な道具は何で、どうやったら作れるのか?
この先に「実験」はある、と。
この講座でも、実験の道具は湯川さんが用意してくれています。
でも本来はそれも自分たちで考えて作る必要がある。
だからこそ、自分が知らないこと・わからないこと(それらを考えることも)を楽しむのがとても大切なんだと思いました。
さて、今回も前置きが長くなりましたが、第二回の様子を写真とともにお届けします!
①実験装置を組み立て中。
②食紅で光の三原色をつくります。服が汚れないように注意。
③色をつけた水にライトを!三色の光が交わるように角度を調整!
④中心は何色に見えるかな?
⑤光の三原色から色の三原色へ。混ぜたら何色?!
⑥黒色の水にライトを照らすと…?
⑦発見したこと、疑問に思ったことはどんどん言い合おう!
⑧今日の振り返り
いかがだったでしょうか?
次回は同じ実験装置を使って、別の実験をするそうです。
光に色はついているのか?乞うご期待です!
では、また~