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日誌

経験を積み重ねて

どうも、学びの森のキノシタです。

今日は前回、前々回の<教養講座(身体)>のハイライトをお送りします。

 

 

 

・前々回

この日はコミュニティセンターを借りることができなかったので、教室で講座をおこないました。
テーマは引き続き「身をゆだねる」です。
※過去のブログはコチラ→「身をゆだねる」

 

最初におこなったのは「目隠し+アテンド」

 

 

ペアのことを信じて、目隠しをしながら教室をウロウロ…。
言葉を使わないというルールだったので、急に速く歩かれたり、頭を触られると怖かったです。
「こっちやで」とか「ここ気つけてな」とか、言葉を使えば簡単なことが、触れるだけではこんなに難しいのかと驚きました。

 

次は「相手に倒れこむ」
この日の授業の前に、僕たちはこの動画を見て、イメージを膨らませていました→https://youtu.be/Nihr5yqcHGg
さぁ、いざイメトレの成果を!!

 

 

 

 

自分を一本の「棒」だと思って、全身の力を抜いて倒れます。
自分の感覚ではめちゃくちゃ倒れてるつもりなんですけど、写真で見るとそんなですね…笑
くそう…ピナ・バウシュめ…今に見ておれ…。

お次は「身体の限界を超える」

これ写真が無いのが残念なほど、面白かったです!
普段自分が「限界」と感じている身体の可動域は、意外にも簡単に広げられるんだということに気が付きました。
生徒たちも、すぐに効果が身体に出るので「おおぉ~!!」とテンションが上がっていました。

 

最後はもう定番になった「スローモーション鬼ごっこ」
いつもと違うのは、スペースを極端に制限したことです。

 

 

 

 

 

スペースが狭いことで、タッチしようと思えばすぐにタッチできます。
でも、それじゃ面白くない。
生徒の様子を見ていると、この「それじゃ面白くない」と思えるようになったという変化が見られました。
スローモーションだからできるアクロバット、誰かを生贄にするかけひきなど、今までに見られなかった表現がたくさん出てきました。

 

もう<教養講座(身体)>も5回目。
みんな身体を使うこと、それを誰かに見られることが、当たり前になってきたようです。

 

 

 

・前回

この日はコミュニティセンターで講座をおこないました。
テーマは「これまでやってきたことをMIXする」です。

 

まずはストレッチから。

 

 

一人でやるストレッチから、ペアでやるストレッチへ。
足の裏を合わせ、手を取り合って、お互いに引っ張ります。
お互いの力加減やバランスがうまいこといけば、スッ!と立ち上がれる…はず…。笑

お次は「人間キャタピラ」

 

 

 

脱力状態の上の人を、下の人が回転することで運びます。
これ、ふたりの息が合えば、思っているよりも遠くに運ぶことができるんです!
是非ご自宅でお試しください。

 

 

 

 

 

最後はひとりの生徒を、部屋の端から端まで、みんながキャタピラになって運びました。

 

さぁ、ここから表現のハードルがぐっとあがります。
ペアになり「触れる→抜け出す→触れる→抜け出す」を繰り返します。

 

 

 

 

 

・自分が抜け出したあと、「相手が触れている自分」の残像が見えるように
・「触れる/抜け出す」ときに、流れるようなモーションで
・「触れる→抜け出す」の動きに連続性を
・徐々にペアではなく一人でやってみよう(透明人間を相手にしてみよう)

など、次々と課題が出されました。

 

 

 

 

 

最後のほう僕は必死だったので、他の人がどんな動きをしていたのか知りませんでした。
生徒によると、見てたら一人ひとり動き方に違いやクセがあって面白かったとのこと。

 

最後は「エキシビジョン」
今までしてきた動きを全部詰め込みます。

 

 

 

 

 

歩く、走る、止まる、漂う、寝る、溶ける、スローモーション、無重力、笑う、ゴリラ・・・
これまで無意識だった動きを、意識して(改めて考えて)する経験を積んできたこの2ヵ月間。
スローモーションが上手くなった子、動きの切り替えが早くなった子、自分らしい身体の動かし方をするようになった子。
生徒を見ていると、一人ひとりの変化がしっかり表れている気がしました。

 

 

 

講座に参加している生徒の中には、
「身体を使って表現するの好きやな」とか「身体を使って表現するのっておもろいな」と
思う自分に初めて出会った、という生徒もいるようです。

 

少しずつ「じぶん」の輪郭が見えてくるって、なんか嬉しいことやと思います。

 

さぁ、この講座も残すところあと3回。
どんな内容にするかまた柳さんと相談しながら決めたいと思います。
では、また~