わからないということ
こんにちは、学びの森の樋口です。
先日開催された「親の学び場+茶話会」に関するブログの第2弾をつづろうと思います。
「親の学び場+茶話会」の概要については、2つ前のブログにも書かれておりますので、そちらもぜひご覧ください。
さて、今回の学び場では、テーマ「理解“される”こと」について、保護者の方と経験談などを交えながら40分間、じっくりペアワークを行いました。ペアワークを通して、自分自身が考えていることを言葉に変換して出力し、見つめ直すとても良い機会になりました。
またスタッフとして、保護者の方にとって学びの森はどのような存在なのか、どうあるべきなのか、などについて考えることの大切さに気づくことができました。
茶話会では、軽食をとりながら、昨年子どもたちが制作した映像作品を鑑賞しました。シナリオ作り、撮影、編集など、映画監督の田中さんにアドバイスをいただきながら、一から子どもたちがつくったものです。保護者の方にも大変好評で、子どもたちにしかない自由な視点、発想のおもしろさを共有することができました。
また、出演された先生からの裏話によれば、細かく演技指導を受け、何回もテイクを重ねたそうです。納得いくものを作ろう!という子どもたちの意気込みが、作品の細かいところによく表れていて、すごいなぁと思いました(語彙が足りませんね)。
話は戻り、学び場のペアワークで印象に残ったのが、親子であっても「わからない」と感じることは当たり前にあるということです。
身近な人のことほど「よくわかっている」と思いがちだなぁ、またその反面「わからない」と思うことが出てきたときに、「自分の知っている人ではない」と拒否してしまったり、「この人はそんな人ではない」と、自分の理解できる範囲にその人をとどめておこうとしたりすることってあるよなぁと、反省しました。
「これはどういうことなんだろう」と問いを立てて、「わからない」という感情に向き合うことを、これからも続けていきたいと思います。