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日誌

生徒たちの変化

 

 

学びの森のタナカです。

 

 

約3週間の入院生活を終え学びの森に帰ってきた先週、久しぶりに会ったみんながそれぞれに成長していて、驚きました。

 

 

 

 

ある生徒は、アルバイトを始めていました。

 

 

字を書くことが嫌いで、通信制高校の課題でも日々の学習でも、なるべく「書く」ことを減らそうとしてきた彼が、なんとバイトのための「メモ」を取っていたのでした。

 

 

そのメモには、

 

 

・バイトに入った時にかける挨拶の言葉

・次の出勤日時

・バイト先の人たちの名前

・注意すること

 

 

などが書いてありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

またある生徒は、中学3年分の英語の復習を終えて、英検受検に向けての学習を始めていました。

 

 

 

 

過去問を解いた時の最高正解数は35問中29問と、約半年前までは「中1の英語も分からへん」と言っていたとは思えないほどで、「分かる」手応えがそうさせるのか、学習に取り組む姿勢もまっすぐ課題に向き合っているようでした。

 

 

分からない単語があれば辞書を引き、意味を確認し答えを探り、解説を読んで正答の理由を理解する、分からなければ先生に尋ねる、という英語学習のプロセスを、しっかり踏めるようになっていたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これまで、生徒が来る日は私も毎日学びの森に来て、毎日会っていました。

 

 

その中でももちろん生徒の変化や成長に気づき、驚いたり、時には感動したり、しておりました。

 

 

ですが、毎日の少しずつの変化を3週間分積み重ねてきたみんなにその過程を全く知らない状態で突然会うと、こんなにも大きな変化を感じるものなんだ!と驚いたのです。

 

 

 

 

私自身も入院中いろいろと考えることがあったり、身体的にも変化したり、と変化したつもりでいたのですが、甘かった。

 

 

生徒たちの変化に比べたら、私の変化なんてミジンコみたいなものでした。

 

(ミジンコに失礼ですね…私自身の変化についてはまた別に少し書きたいと思います)

 

 

 

 

学び、成長する生徒たちのパワーとたくましさは、こちらが想像している以上に力強い。

 

 

そのスピードや伸びる力は人によってそれぞれですし、それが可能になる環境が整えられている必要はもちろんありますが。

 

 

 

 

そんなことを思った、学びの森への復帰第1週でした。