MENU

コンセプト

子どもたちが自分らしく学べる場を、対話をしながら創っていきます。

木々に囲まれた居心地のいい空間で、
好きな机に座り、一人ひとりが自分のペースで学習する学びの森。

それぞれの感性や興味を大切に、
従来の学校という枠組みの中ではできない自由な学びを探究できる場です。

土台となる学力を伸ばしながら、
教科の枠を超えた取り組みや、より実践的なプロジェクトにも挑戦します。

子どもたちは、学びを通じて他者や社会との関係性を育み、
自分の世界を広げていきます。

City as School

まちに学びの森を開いていく

多様なニーズに対応した
学びの場をつくるために、
校舎を飛び出して、まちの中で自由に
柔軟に学びを展開していきます。

5つのキーワード

学びの森が目指す教育のあり方を、
5つのキーワードで表しました。
私たちの役割は、子どもが本来持っている
自律へと向かう力を豊かに育むこと。
そのための経験をつくる場として、
学びの森を運営していきます。

理解

子ども一人ひとりを
観察し、対話を通して、
彼・彼女の物語を
理解します。

変容

子どもが新たな
視点を獲得することで、
自分を捉え直し、
行動が変わります。

探究

子どもが自主的に
取り組み、
先生や仲間と一緒に
学び合います。

共創

対話を重ねて、この場に
関わるみんなにとって、
より良い学びの森の
あり方を更新
し続けます。

自律

変化し続ける社会の中で
自分らしく自由に生きる力を
身につけて、学びの森を
巣立ってほしいと
考えています。

メッセージ

  • 代表 北村 真也

    豊かな学びの世界を創る、もう一つの学校

    私たちはいつも目の前の子どもに向き合い、「この子の学びをどうするか?」を問い続けてきました。そして25年前、学校へ行かなくなった一人の子どもとの出会いから、これまでの学校に代わるもう一つの学校として、学びの森の活動は始まりました。どこか学校に窮屈さを感じ、さまざまな葛藤を経て「学校には行かない」と決めた言わば選択的不登校の子どもたちに、未来へとつながる豊かな学びの世界を提供したい。私たちはその一心で、常に社会と子どもたちの変化に合わせた活動内容をアップデートしてきました。あらかじめ用意された教育プログラムに子どもを当てはめるのではなく、地域のさまざまな資源を活用しながら、子どもと一緒に創り上げる教育を実践しています。子どもたち一人ひとりが自信と誇りを感じ、新しい自分と出会えるように、そして自分の人生に責任を持って将来を歩めるように、学びの森の教育はこれからも進化を続けます。

  • 副代表 北村 恵美子

    対話を重ね一緒に考えたい

    ご縁があって学びの森にやってくる子どもがここで過ごして巣立って行ったのち、10年、20年がたったころ、学びの森で過ごした時間を振り返った時に「学びの森に通ってよかった!!」と思ってもらえることが私たちの描く未来です。学びの森での取り組みは、子どもを植物に例えるならば、根っこを太くたくましく育てることを見据えています。そのためには子ども本人も保護者の方にも学びの森の能動的な参加者になっていただくことが大事です。安心安全を感じる環境で丁寧な対話を重ね、スタッフ、子ども、保護者でその時々の子供にとっての最適解を一緒に考えたい。そして学びの森が子どもだけではなく大人も成長していく場でありたいと思っています。

  • 教室長 木下 大輔

    「一緒につくる」学び

    学びの森では時間割を子どもたち一人ひとりと話し合ってつくります。各教科の数や使用する教材はこちらが提案し、あとは子どもたち自身がデザインする仕組みです。子どもたちの様子を見ていると、本当に真剣に考えているのが伝わります。一方的に与えられるのではなく、自分で考えて学びをデザインできる点は、子どもたちにも好評です。
    時間割の他にも日常の様々な場面で、学びの森では子どもたちと「一緒につくる」ことを大切にしています。なぜなら、子どもにも大人にも考える権利や意志があり、対話を重ねることでしか、一人ひとりにとって意味のある学びは創造できないと考えているからです。
    学びの森では、ことばの表現ひとつをめぐって議論するゼミ、エンジニアによるプログラミングロボット教室、親子で参加できるスポーツフェスティバル、アーティストのプロジェクトや地域のお祭りに参加するフィールドワークなど、多様な活動を展開してきました。私たちは今後も、こうした活動や学びの森自体を、講師や生徒、保護者はもちろん、外部の人・もの・ことと出会い、対話を重ねる中でつくり続けていきたいと考えています。

  • 学術顧問 中村 正一般社団法人UNLEARN代表理事
    立命館大学特任教授・名誉教授

    未知なる自分の可能性に出会う

    何を学ぶのかということだけではなく、どのように学ぶのかを重視しているのが学びの森です。学びのスタイルを自分なりに決定していくことになります。すると未知なる、自分の可能性に出会うことになります。私は幼い頃から枠にはめられることが大嫌いでした。出過ぎた釘が打たれるなら、出過ぎない釘は腐食すると応戦しました。しかし、出過ぎた釘は走り続けないと倒れるのですが、とにかく勢いがあるし、走り続けることを励ましてくれる人たちがいるのが学びの森なのです。そして、森に棲む生物たちは多様性が特徴です。自己決定する力を身につけること、それを可能にする小さな環境があること、ばらばらのようにみえて一緒なこと、自由が不自由にならないこと、多様性こそが心理的に安全な場であることなどを学びの森の実践から学びました。子どもだけではなく、保護者も教師も新しい発見があるのです。