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どうも、学びの森のキノシタです。
じめじめー蒸し蒸しーっと嫌な感じの気候が続いていますね。
噂によれば梅雨入りしたんだとか…。
個人的に雨は大嫌いなので、テンションもモチベーションも下がりがちな今日この頃です。
さて今回は、以前ブログで少し触れた<中学生の定期テスト>のことについて。
学びの森には、現在9名の中学生が在籍していますが、定期テストをどんな風に利用するかは一人ひとり違います。
今日はその中でも、数学のテストを受験しようとしている生徒と一緒に勉強しました。
テスト範囲を確認し、対策プリントや過去問に取り組みます。
どんな問題が得意で、どんな問題が苦手か?
どんなところが理解できていないから間違えたのか?
そういったことを一つひとつゆっくりじっくり確認・解説していく中で、ふとこんな問いも出てきました。
「社会とか理科は覚えれるけど、数学だけどうしても覚えれへんねんなぁ~。なんでやろ?」
どんなところが覚えにくいのか?
一つひとつの問題がどんな風に見えているのか?
話を聞きながら、僕個人の経験も振り返りながら、一緒にその問いを考え合いました。
その子と出した結論は、考えるというより反応して解けるぐらいになるっていうのが数学における「覚える」ってことかもしれへん、ということでした。
確かに計算って理屈がどうとか考えるより先に、身体が反応している気もします。
でもそこにたどり着くには、それ相応の練習も必要です。
彼が「じゃあ練習しよう」となるかはさておき、一緒に考え合って納得するプロセスって大事だなと思いました。
また、そのプロセスを踏むことで、改めて一人ひとりのことを知るきっかけになったような気がします。
今回数学を一緒に学習した最初の目的は、目の前のテスト勉強をちょっとでも楽しく、結果良い点を取って自信につなげることでした。
しかし、それは目の前のことであって、本当はテストを利用することで、もっと先のことを一緒に見れたらいいなとも思っていました。
同じように英語のテスト勉強をしていたとき、亀谷先生が生徒に送った言葉が、このブログのタイトルです。
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(一緒に)もっと大きい景色を見よう。
目の前のテストであくせくせずに、もっと先の、もっと大切な何かを一緒に見よう。
テストで良い点を取って、自信につながったらもうけもん。
でもそれも自分の将来を考える一つの材料でしかありません。
一人ひとりの大切な何かを一緒に見るために、これからも伴走できればと思います。
では、また~