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日誌

そうじ

知誠館では、毎日生徒たちがそうじをしています。お昼ごはんを食べ、休み時間を終えた12:40からが、そうじの時間。1階と2階の教室は毎日必須。それ以外のトイレ、玄関、洗面台、熱帯魚たちの水槽は、日によって。この日は、知誠館の外をそうじしました。


知誠館の裏には木が何本か生えた広い広場のようなスペースがあり、落ち葉がたくさん落ちているのです。その落ち葉を掃くのが外そうじの主な仕事。箒とちりとりを持ってきて、掃きます。
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この日は台風が去ったあとだったため、落ち葉が普段以上にたっぷり。掃けども掃けども掃ききれない。ちりとりがすぐにいっぱいになり、新しいごみ袋を出してこなければならないほどでした。
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そうじの存在からも分かるように、知誠館は、ただそこに「いる」だけの居場所ではありません。時間割にのっとって「学習」をし、そうじや食事といった「生活」の一部を共にする。そういった時間の積み重ねを大切にしています。
そうじと食事は学校でやることと同じじゃない?と思いそうになるのですが、学校は「学校」という特別な枠組みの空間であるのに対し、知誠館はより我々の「生活」に近い空間です。素足で歩けるほどのフローリングの床、机や椅子の形、トイレの場所や綺麗さ…。そういった、より「生活」に近い空間で「生活」行為の一部を行うことで、少しずつこの空間に馴染み、積み重ねる時間の濃密さを増していくのかと思います。…と、そんなことを考えていると掃除が終わったようです。
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この日集まった落ち葉は、なんと40リットルごみ袋の約半分。台風一過のすっきりと晴れた天気の中の外そうじは、なんだか気持ちいい時間となりました。外そうじ担当のおふたりさん、おつかれさま~!