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日誌

みんなで料理を作りました!

知誠館では、教科の学習だけでなく、生徒たちにいろいろな経験をしてもらえるように、体験活動の時間をもうけています。
今回は、塾長と交友のある稲村先生が経営されているキッチンスタジオにお邪魔して、先生に教わりながらみんなで料理を作りました!


料理研究家として活動されているので、料理の腕前はもちろんプロフェッショナル。
なぜこの調味料を使うのか、なぜこの切り方なのか…いろんなことを教えてくださいました。
「やっぱり料理は科学なんや…」と私は感心していたのですが
子どもたちは口をあけてポカーンとしていたり、眠そうにしていたり…(笑)
先生もそんな子どもたちの気を察して、まぁやってみようか!ということになりました。
やはり体験学習、身体で実感しないと始まりませんしね。
私はなんでも自分でやりたいほうですし、最近自炊を張り切ってやっているので、野菜を切りたくてうずうず。
でも今回はそんな気持ちを抑えて、ムービーや写真の撮影に従事しました!
それがこちらです!
前半

後半

私は、生徒一人ひとりが、何もかも違っている感じ、そして、そこに関わるスタッフもまた、一人ひとりが何もかも違っている感じが、とても面白かったです。
ホンマに同じもの、ひとつの料理を作ろうとしているのか?!そんな疑問さえも出てきてしまいそうなほどバラバラ。
こういう光景を見ていると、金子みすずの「みんな違ってみんないい」という言葉が思い浮かぶのですが…
それは何もかもを認めるというものでもない気がします。
なかなか言葉にできませんが、何かひとつのものに向かっているという「制限」があってこそなのかもしれないなぁと。
何もかも認めるなんてことはありえないなら、何か「みんな違ってみんないい」と言わしめる根拠や説得力が必要だと思うんです。
それは不登校や引きこもりに関係なく、みんなに言えることだと思います。
でもその強さを持つのは大変なことなので、誰かと一緒に強くなっていくしかないのかもしれません。
初めは
─できひんからやめとくわ
と言っていた子も、最後には
─これやりたい
と言っていました。
誰かと一緒にひとつのことを成す。
そんな経験から、私も生徒たちも何かを学んだ一日だったと思います。