MENU

日誌

「依存」と「転移」

突然、ある生徒に尋ねられました。
「僕と塾長との関係は、依存なの?」
それはとても大きな質問だったので、私自身じっくり考えながらそれに答えました。


カウンセリングの原理の中に、「転移」と呼ばれるものがあります。
一般的には、相談者が過去、あるいは現在、自分の関わるのある人との関係をカウンセラーとの関係の中に持ち込むことを指しますが、
これは教育の現場にも生じていきます。
この生徒が、「依存」と感じてしまうのは、この「転移」ということと関係があるように思うのです。
通常「依存」というコトバには、ネガティブな意味が込められているように思うのですが、
この「依存」というコトバを「転移」というコトバに置き換えて捉えなおしてみると、その生徒の変容段階でこの過程がとても大事なことがわかります。
「転移」は、相談者の過去の失敗に対する再学習なのです。
彼は、カウンセラーや教師を活用しながら、過去をもう一度やり直そうとします。
そしてそのためには、「依存」という段階が必要となるのです。
京都府教育委員会認定フリースクール知誠館
通信制高校サポート校
不登校・ひきこもり相談受付 0771-29-5588