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日誌

昼夜逆転を克服!

3年間の昼夜逆転生活を克服した生徒がいます。
高2の彼女は、中2から続く睡眠障害をほぼ完ぺきに乗り越えたのです。


中学時代は不登校、通信制の高校に入学するものの1ヶ月で行けなくなり、その後ひきこもっていた彼女が、知誠館の門をたたいたのは、高1の冬でした。それから約半年余りで彼女は、朝起きて夜に寝るといった生活を再び手に入れるようになっていったのです。
彼女のこの克服劇にはいくつかの場面がありました。
一つは、医療的なケアを受け始めたこと。これは知誠館からの紹介で、信頼できるドクターを紹介させていただき、薬を調整しながら、彼女の状況にフィットする処方を受けることができたわけです。
二つ目は、ネット漬けの生活からの脱却。これは、彼女の意志で行われたことですが、彼女自身が変わることで家族や社会の眼が変わることに気づき、ここから抜け出さないとっていう意志が働いたんだと彼女は言います。
そして三つ目は、知誠館における彼女の生活と仲間からの働きかけです。私はこのことが、彼女の変化を支えることになった大きな背景になったと思っています。
医療は、確実にその大事なきっかけを提供しました。やがて彼女の中の小さな変化が、自信を育んでいったのでしょう。
そしてその変化は、仲間たちに確実に認識され、彼女自身の評価として返され、さらなる自信を手に入れ始めたのです。
約半年の間に、彼女は大きく成長しました。
その成長は、彼女の進路を徐々に明らかにさせるようです。
この夏、彼女は専門学校のオープンキャンパスに初めて自分で参加したというのです。
「昼夜逆転は、克服できます。みなさん諦めないでくださいね」
そんなメッセージを、彼女は自分の経験を通して語っているようです。