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日誌

京都学園大学のオープンキャンパスで

京都学園大学のオープンキャンパスで、対人援助に関する講演をさせていただきました。
いつも南丹ラウンドテーブルでお世話になっている川畑先生のインタビューに答える形でお話をさせていただきました。


当日のお話の内容としては・・・
混沌とした私の学生時代の中で、様々な出会いを通して教育の世界へと足を踏み入れるようになった過程。
そして、自由を柱においたオルタナティブ教育から、学習者中心の学びの世界へと移行していく過程。
さらには、アウラ学びの森知誠館という場を通して繰り広げられている対人援助の世界をお話しさせていただきました。
就職の厳しさから、様々な資格化が進行している流れを踏まえて、対人援助の本質は、常に「目の前の人をどうするか?」ということであり、その答えはあらかじめ用意されているようなものではありません。
資格化という流れの中で、その援助の在り方が定型化され、あるパターンの中に対人援助の現場が押し込まれそうになっていくとき、私は対人援助という概念が「支配」という概念に置き換わろうとし始めるように思えてなりません。
これから対人援助の現場で生きようとする人たちは、一方でその資格を目指しながらも、その一方では定型化された援助の概念そのものを問い直し、目の前の人のための新たな援助の在り方を模索するベクトルを持たなければならないというお話をさせていただきました。
構築する過程と脱構築の過程、これら相反する動きを同時に行っていくことで絶えず新たな答えを更新することができるように思うのです。
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