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日誌

卒業生たちへのインタビュー

先日、京都市ユースサービス協会へ打ち合わせに行った時に知誠館の紹介をする機会がありました。
そこでふと思いついたことがあります・・・・・
それは、卒業生へのインタビュー記事を書いてみたいということでした。


私たちが初めてであった不登校の生徒は、今大学院の社会学研究科で、社会の管理化と不登校との関係を研究しています。
彼は中学のほぼ3年間を不登校として過ごしたわけですが、今では不登校そのものの研究活動を行っています。
その次に出会った生徒は、確か小学2年生までしかちゃんと学校に通っておらず、その後ひきこもり状態になったわけですが、中学2年の時に知誠館にやってきて、その後高校、専門学校を卒業し、今では某自動車メーカーのディーラーに正社員として勤めています。
他にも、重篤な過敏性腸症候群を克服して、大学に入学し、卒業後は大学の職員として働いている者。
2年間のひきこもりを経て、高校を卒業し、看護学校に入って助産師として働いている者。
何度も自殺を考えていた高校生がその状態を見事に克服し、今はパティシエを目指して専門学校に学んでいる者。
あるいは高校を行かずに、高認から大学へ進みUCLA系列の大学へ長期留学をしようと計画している者。
知誠館には、実にいろんな卒業生がいます。
そんな卒業生たちの生の声が、一つづつ拾えたら、きっと今家でじっとしている若者たちに勇気を届けられる気がしたのです。
私たちは、ただの居場所を用意しているわけではありません。
せっかく、不登校になったのですから、
せっかく、ひきこもりの機会を得たわけですから、
そこから、いろんなことを考えて、大きく変わっていってほしいのです。
大きな変容は、やがて一つの小さなドラマとなって他の若者たちに勇気を届けていくのです。
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