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日誌

不登校支援を再考する

有効な不登校支援を考えるとき、
そこには必ず、「入口」と「変容」、そして「出口」があります。


「入口」とは、私たちと若者たちがまず出会うことです。
多くの場合、それはホームページの情報であったり、新聞や雑誌、テレビといったメディアからの情報であったりします。
あるいは、口コミもあるかもしれませんが、何らかの方法で私たちは彼らと出会わなければなりません。
「変容」とは、若者たちが生まれ変わるかのように大きく変わることです。
それを私たちは「学び」という活動を通して実現していきます。
あるいは、先生との関係や仲間たちとの関係が、それを後押しするかもしれません。
決してその場しのぎ的な変化ではなくて、大きく生まれ変わるかのような変化、それを私たちは「変容」と呼んでいます。
英語では、transforming、まさに蛹が蝶になるように、その変化はドラマティックなものかもしれません。
そして、「出口」。
変容を遂げた若者たちは、果たしてどのように社会に接続されていくのでしょうか?
そこには、キャリアの問題があります。
大きく変容を遂げた若者たちが、これまでと同じような形で社会へと接続されていくことを私たちは望んでいません。
変容を遂げ、一回りも二回りも大きく成長した彼らは、彼ら独自のキャリアを切りひらいていく必要があるんじゃないと思うのです。
私たちは、そのために若者たちのキャリア形成の新しい形を模索しているのです。
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