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日誌

なぜ 自分は 学校に通っていたのか?

スクールカウンセラーを目指す大学院生
木下さんがお見えになりました。
木下さんは、塾長と学問の師匠が同じということで
師匠に対する愛を語られていました。
「師匠のお話は、本当に奥が深い。話の本質を読み解くのが楽しい。」
それに重ねて塾長も、
「私はあの方(師匠)と話す時間が、一番の幸せ。」


・・・2人が崇拝する師匠。
私も一度お会いしたいものです。
そんな話もしながら、本題へ
2014年5月21日 木下さん
木下さん 僕が、子どもたちが学校に行かない理由を考えている中で、
      大学の先生(師匠)に
      『逆に、あなたははなぜ学校に行っていたのか?』
      と投げかけられました。
      僕は考えたこともなかったので、答えにつまりました。
      僕は何の疑問も抱かずに学校に通ってきたことに気が付きました。
      『なぜ 自分は 学校に通っていたのか?』
      その答えを探すために、今日知誠館にきました。
      
2014年5月21日 木下さん②
木下さん  なぜ 学校に行かないことを選択した後に、
       また学校(知誠館)に通って勉強しようと思ったのですか?
生徒A   学校は行きたくなかったけど、勉強はしたかった。
       学校は、みんなと同じようにしないといけないし。
       それが合わなかっただけ。
       
生徒B   同じレールに乗る必要はないと思った。
       個性を生かしながら、学びたいと思った。
       だから、不登校だからといって特別視されるのは腑に落ちない。
生徒C   暇だから。
       行き先や話し相手を求めて来ました。 
生徒D   知誠館は自分が受け入れられる場所だったから来た。
この後、
話が盛り上がって、次々話が展開しました。
詳細は、同日、塾長のブログをお読みください。
教室に帰る生徒たちは、
「なんかすっきりした」
「考えが言えておもしろかった」
「木下さんは話しやすい人だった」
「なんか心使って疲れた」
「プロローグしよう」
「先生(師匠)にも会いたい」
と口ぐちに言ってました。
木下さん、師匠、またお越しくださいませ。
最後に小林の雑感です。
知誠館で学ぶ理由について、生徒たちが白熱する中、
「〈白・黒〉つけられるものとそうでないもの〈グレー〉がある。
 〈グレー〉が認められるようになったら大人への第一歩だと思っている。」
という先輩の言葉を思い出していました。
むしろ〈グレー〉が一番多いような気がしますが、
子どもたちは〈白〉と〈黒〉だけを持ち合わせていて、
学校では〈白〉と〈黒〉を見聞きし、求められてきた気がします。
そんな中で、辛いことがあり追い詰められた子どもは、
「学校に行く〈白〉・行かない〈黒〉」の2択しかなく、
「少し休む〈グレー〉」という選択肢を知らないがために、
「行かない〈黒〉」選択をしたのかもしれません。
「〈グレー〉も良いではないか。」
という知誠館のスタンスが、
生徒の安心感につながっているような気がします。