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日誌

就活から見えてくる世界

この週末、アウラで今年第1回のラウンドテーブルが開かれました。
当日は、行政、学校、福祉、教育、心理の各領域から、そして大学および大学院から学生たちも参加してくれました。


まずは今回のゲスト、まさに今、就活の渦中にある学生たち 3人から、今現場で何が起こってるかということをお話しいただきました。
平均的な学生で 50社から100社にエントリーシートを出しているという話や、多いところでは 10次面接まで行われているといった現状が報告されていました。
まさに就活は、情報の渦の中に身を投じるといった状況に一旦なるようで、その中で学生たちが戸惑い、挫折感を味わい、自分自身と向き合い、友達同士と議論し、そして最後に自分なりの達成感を手に入れていく、そんな流れを今回は知ることができました。
たしかにそれは一昔前大きく違っています。
インターネットの普及は、就職活動においても情報の量を半端なく増大させることにつながっていきました。
エントリーの数そのものも莫大なものとなり、企業にとっても多くの学生たちを切っていかざるを得ない状況になりました。
このような過酷な状況の中で、精神的に病んでいく学生たちが増えているのもまた事実です。
就活は、カタカナで書か「シュウカツ」と表現されたりします。
このコトバに中に、現代社会の抱える様々な課題そのものが集約されているようにも感じます。
ラウンドテーブルはそもそも、不登校や引きこもりの子供たちあるいは若者たちの支援を考える学びの場です。
今年は 1年を通して、彼らのキャリアを考えてみたいと思っています。
一般的な学生のように、器用に就活をこなしていくことが難しい彼らですからこそ、彼らなりのキャリアを形成していく道を模索していることができたらなあと思っています。
キャリア形成を模索していく試みは、これからも続くのです。
次回のラウンドテーブルは、9/28(土)です。