MENU

日誌

最近読んだ本

7月になり、1年も残すところ半年となりました。最近は毎日とても暑く、日差しにもじりじりとした夏を感じるようになってきました。
先日知誠館で、何に一番お金を使うか、という話になりました。いろんな使い道がある中で、私は本の購入に最もお金を使ってしまいます。
手元にある本をすべて読み切ってから新しい本を買う、ということができず、読みたい本を買ってはため込んでいるため、本棚の一段が丸ごと、まだ読んでない本で埋め尽くされています…
ここで、最近読んだ本の中で印象深かったものをいくつかご紹介したいと思います。



まずは、平野啓一郎さんの『私とは何か 「個人」から「分人」へ』という本です。
平野啓一郎 著『私とは何か 「個人」から「分人」へ』
従来の人間の「個人」という基本単位を再考し、それに代わる「分人」という新たな単位を提唱したもので、その概念には衝撃を受けると同時に、腑に落ちることの多い内容でした。

次に、『脱グローバル論 日本の未来のつくりかた』という本です。
脱グローバル論 日本の未来のつくりかた
国が育成を目指すグローバル人材と呼ばれる存在への違和感を唱えた箇所には、目からうろこといった感を得ました。

小説では、川上弘美さんの『ざらざら』です。
川上弘美 著『ざらざら』
最近は小説を読むことが少なくなったのですが、久しぶりに読んだ小説がこれでした。この中である登場人物が語る「まあそんなにしゃちほこばらないで。」という言葉には、どちらかというと肩ひじ張ってることが多い私ははっとさせられました。

本は、私の今最大の学びの場のひとつになっています。豊かな出会いが待ち受ける、本の世界。今皆さんが飛び込んでいる本の世界は、どんな世界でしょうか?