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日誌

プログラミング「で」学ぶ

 

学びの森には、小中学生を対象とした「フリースクール」、

高校生を対象とした「ハイスクール」の2部門があります。

 

高校生のハイスクールでは、通信制高校の課題のほかに、

英語や数学の教科学習、そして探究的なゼミにも取り組みます。

 

それに加えて、自分の希望する進路に向けた専門的な学びを始める生徒もいます。

 

写真の彼は、将来プログラマーになりたいという希望から、プログラミングの勉強を始めることに。

 

 

 

 

 

 

「先生、このプログラム(?)打つとこうやって出てくる!めっちゃおもろい!」と

報告してくれる彼は、自分が学びたいことを学ぶ嬉しさと楽しさに目を爛々と輝かせています。

 

 

もちろん、ここにはプログラミング専門の講師はいませんし、

ここで出来るプログラミングの学習など高が知れています。

 

ですが、教科学習や探究学習、課題の提出に遅れのないように、

朝からちゃんと来ないとプログラミングの学習が出来ないとなった彼は、

朝自分の力で起き、しっかり来るようになりました。

 

プログラミングの言語(?)を英語で打たないといけないため、

「英語も勉強せななぁ」と言い出し(実行が伴ってくるかどうかはこれから…)

その他の教科学習にもメリハリが出てきました。

 

 

学びの森において彼がプログラミングを学ぶことの意味は、

プログラミングそのものを身につけることよりも、

実はそういったところにあるのではないかと思います。

 

何かを成し遂げたければ引き受けなければならないものがあること。

 

今しなければいけないことを、自分の人生(…と言うと大げさかもしれませんが)

の中でどう意味づけるか。

 

それによってそこに向き合えるようになるということ。

 

そんなことを、彼がこの経験を通して感じてくれているといいなーと思いつつ。

 

 

しかし、まだまだ始まったばかりのこのプログラミングの学習。

 

これからどんな展開を見せるか、私も楽しみにしています。