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日誌

探究報告会がありました

メリークリスマス☆ミ

亀谷です。

皆さんはどんなクリスマスをお過ごしでしょうか。

学びの森でも、クリスマスプレゼントは何もらった?

私はボードゲーム、などと楽しいやり取りがありました。

クリスマスの次はお正月と、

今年ももう残すところ1週間を切りました。

そして学びの森は、フリー・ハイスクールは12/26まで、

放課後等デイサービスは12/27までです。(新年は1月5日スタート)

 

さて、冬休みを目の前にして、今日「探究報告会」がありましたので、

その報告をさせていただきたいと思います。

 

トップバッターは、絵を描くことが大好きな生徒。

今回初めて、自分が描いた絵をプリントしたオリジナルTシャツを作りました。

ちょっといかついゴリラがバイクに乗っているイラスト。

すごくカッコいい!デザイナーやん!

このイラストは、本人曰く「(この絵が)なんか浮かんだ」そうです。

 

お次は、ダイラタンシー現象を実際に試した生徒。

ダイラタンシー現象は、先日木下先生がこのブログにあげられていた内容ですが、

この生徒は、今回取り組んだ内容を資料にまとめて発表しました。

資料は、自分なりに要点をまとめていて、みんなの興味をひいていましたが、

画像や動画を盛り込んだらもっと伝わるんじゃないか、というような意見が出ていました。

このダイラタンシー現象、この性質を応用して、防弾チョッキにも活用されていると聞いて、

代表が一番「へぇ~!!!すごっ」と言っていました。

 

この二人の発表を見て感じたのは、

それぞれが以前の発表のときと表情が違っていたということです。

Tシャツを作った生徒も、自分の作品をみんなに見せながら、

照れくさそうにはしていましたが、ひとつ自信を感じました。

そしてこの生徒は、他の生徒への質問もたくさんしていたのも大変印象的です。

みんなの前で発言することに慣れてきているのと同時に、

自分の言葉で発言するというか、表現することに抵抗がなくなってきているような、

ここに対する安心感と自信を感じました。

ダイラタンシー現象を報告した生徒も、

今までだったら、どうせ自分はできない、賢くないから、、など自己評価の低い発言ばかりでしたが、

今回はチームを組まずに単独で探究を進めたことが大きな自信にもつながっているようですし、

周りから興味を持ってもらえたことがとても嬉しかったようです。

(あれ、これは「ことばゼミ」でも同じような成長がみられると聞いているので、やっぱり彼らの中に一貫しているものを感じるぞ)

 

そして次は、お父さんと一緒にニワトリをさばいた生徒の報告。

この生徒は、以前ふ卵器を使って卵からヒヨコにかえした生徒で、

そのヒヨコを育て、ニワトリとして飼いながら卵を産ませ食す、ということを家族でされています。

そしてその中で、オスの数を減らさないといけない、とか、

ひねてきたとかでその命も恵みと変える、さばいて食す、ということをされています。

今回は写真付きで、その様子を報告してくれました。

私も幼少期を思い出しました。

庭で祖父がニワトリや鯉をさばく作業をずっと見ていましたので、

グロイという感覚はあまりない(つもり)ですが、

初めて見る人にとっては、けっこうな衝撃だったかもしれません。

ですが、人間が生きていくうえで欠かせないことでもあり、

改めて考えさせられる内容でした。

生徒本人は、やっぱり初めてさばくのを見た時はショックを受けたそうですが、

食べるとすごくおいしいとのこと。

今後もニワトリの飼育は続けていくそうです。

 

お次は、スケッチブックにオリジナルマンガを描いている生徒。

書き溜めたスケッチブックは10冊を優に超えているようですが、

着々と構想を練り、どんどん描き進めています。

みんなのあふれるアイデア、清らかな泉のようです~(*^^*)

今回のマンガは、SNSにアップ可能な写真が10枚ということで、

10ページのマンガを作成したとのこと。

いろんなネタが詰め込まれており、みんなの笑いを誘っていました。

「色が塗られている部分と、白黒だけの部分があるけど、なぜ?」

という質問に対して、

「ゲームの世界には色付けしている」と答えていました。

しっかりとしたコンセプトを感じました。

次作もまた楽しみにしています。

 

そしてそしてお次は、鉄道をこよなく愛する生徒の報告。

自身は京阪がNo.1だそうですが、

その理由や、鉄道が好きになったきっかけ、

またおススメの列車を紹介してくれました。

私もこのプレゼンを聞いて、電車に乗って旅がしたいと思いましたし、

知らなかった情報も盛り込んでくれるので、

近畿圏内だけでもめちゃくちゃ楽しめるなと思いました。

資料は未完成だそうですので、引き続きよろしくお願いします~

 

そしてそしてお次は、メンバー3人のYTK研究社。

メンバー3人で、牛乳からバターを作り、

主にメンバーの1人が動画編集をして、

Youtubeにもアップできるレベルの動画を完成させました。

これがけっこう見ごたえありの楽しい動画で、

みんな大盛り上がりでした(*^▽^*)

ひたすらノンホモ牛乳を振る、という作業ですが、

倍速など編集の技術を駆使していて、

なおかつ編集した生徒のセンスも抜群で、もっと見てみたいなと思いました。

何より3人のワイワイとワクワクが面白かったです。

 

そしてそして、お次もメンバー3人の探究「イカの解剖」。

これも以前木下先生がブログでアップされていましたが、

その後生徒たちが資料を作成し、報告内容をまとめていました。

これもしっかりと実験されていた、というか、

こうすればこうなるって参考資料には書いてあるけど、

やってみたら「本当にそうなった!」など、部位の機能を確認していたので、

実際にやってみる、検証してみる、というところが

私はすごく大切な気がした探究内容でした。

ただイカ切って食べたら美味しかった、だけじゃ全然ないな、と。

実際にやってみて、生の発見をして自分がそれをどんな経験にするのか、

やっぱり今年の探究は、「カタチ」にすることを意識してきましたので、

やりっぱなしにしない探究の意味というか、値打ちを感じた報告会でした。

また、今回で生臭さに強くなった、そうです。これも大きな成果だと思います(‘ω’)

 

そしてそして最後の報告は、

ピーナッツからオイルをとってランプにした生徒。

この探究、私は特にロマンを感じたんですけれども、

皆さんはいかがでしょうか(*‘∀‘)

この生徒は以前から、かぼちゃの種などから種の中身を取り出し、

つぶして油をとるという作業をしていたそうなんですが、

今回はナッツからやってみたい、ということで、

何日かかかって最終的にランプに火をともした、という探究。

このランプの灯りがなんとも言えない良い光というか、

素敵な炎なんですよね。

これも木下先生が以前のブログで報告されている内容ですが、

ピーナッツ、そしてそのあとピスタチオも同様にやっています。

すごく大変な作業でもとれるオイルはごく少量。

これは牛乳からバターをとるのとまったく同じことが言えますが、

膨大な労力を費やしても、収穫が少ないという現実、

彼らにはどう映ったのでしょうか。今後の彼らの視点にも注視したいところです。

感想は、「疲れた」とか「大変だった」という表現でも、

その表情を見ていたら、何かをやったという達成感がありました。

そしてもう次は何をしようかな、と考えているようです。

この報告資料も写真や動画が付いていたので、みんなもイメージが湧きやすかったのではないでしょうか。

他の生徒も刺激受けてるはず。。

とにかく私もこのオイルランプほしい、と思いました笑

 

ザーッと文章で表現させていただきましたが、

以下写真を載せますのでご覧くださいませ~(^_-)-☆

次回の報告会も楽しみにしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さよなら~~気を付けて~(*´ω`)