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日誌

学ぶための技法

どうも、学びの森のキノシタです。

先日、ある生徒の学習の様子で気になったことがありました。

 

その子は学びの森に通い始めたときから、自分なりに目標を持って、周りに流されることなく、自分のペースで学習を進めていました。

ぐわーっと集中して、教材をどんどん進めていく様子は感心させられるほど。

 

ですが個人的には、教材を ”進める” ことが先行して、ちゃんと ”理解する” あるいは ”覚える” ことは後回しになっているような気もしていました。

本人も「まだ覚えきれてないしわからないところもあるから、もう一度復習したほうがいい」と言って、同じ範囲の学習を繰り返していました。

 

自分の理解度を客観的に見ることができるのはすごいことだし、そこに向き合うことができることもすごいと思います。

そんな彼が理科の復習をしていたときのことです。

 

自分で教材をコピーして、教科書などを使いながら問題を解いて、時間になったらファイルに閉じて、学習終了。

一見何の問題もなく、自律的に学習しているように見えたのですが、最後にプリントを見てびっくり。

 

ファイルしたプリントの順番はバラバラ、抜けているプリントもちらほら。

加えて、わからなかった問題は飛ばして、ちゃんと直しをしていないところもあることが判明したんです。

 

直感的にこれはやばいと思いました。

それと同時に、こうなる前に何か介入すべきだったと反省しました。

 

どれだけ一生懸命学習に取り組んでも、これでは積み上がっていないのと同じかもしれない。

どんどん先に進むことよりも、ゆっくりでもいいからちゃんとわからない問題を一緒に考えて、納得して次に進むほうが今の彼にとって必要なことかもしれない。

 

自分の理解度を客観的に見ることができる彼だからこそ、ちゃんと理解する/覚えるための手立てを一緒に考える必要がありそう。

そう思って、彼と話をしてみました。

 

すると、わからないときに聞きたかったけどスタッフがそばにいなくて聞けなかったこと、わからない問題は次回にやろうと思っていたけど忘れていたことなど、彼の言い分もありました。

ファイルを順番通りに閉じることについては、その必要性がわからないとも。

 

そういった考えを聞いたうえで、僕も僕なりの考え(先ほどの仮説)を伝えました。

話し合いの結果、次からは僕もできるだけそばにいるしわからないときは一緒に考えよう、プリントは順番にやり切ってちゃんとファイルに閉じようということになりました。

 

この話し合いを経て、今で1週間ぐらい経ちました。

彼も僕も、話し合ったことを意識しながら学習に取り組んでいます。

 

今回の件があって、改めて学ぶための技法を伝える/一緒に考えるって大切だなと思いました。

「ちゃんと理解する/覚えることが大事」と言うのは簡単ですが、じゃあどうしたらそれを達成できるのか?って結構難しいことだと思います。

 

僕自身もきっと、色んな人の技法をマネしたりしながら、試行錯誤を経て自分なりの技法を身に付けてきました。

このプロセスをどうしたら一緒に歩めるか?

 

具体的に生徒が取り組んでいる学習内容に目を向けるのではなく、最近はこうしたところを考えて生徒と関わろうとしています。

それはきっと、生徒たちにも伝わっているような気がします。

 

今後彼の中で、僕の中で、どんな変化が起こるのか。

振り返りながら進んでいきたいと思います。

 

では、また~