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日誌

丁寧に向き合う

どうも、学びの森のキノシタです。

先日、柳さんによる<教養講座(身体)>が開催されましたので、その様子をお伝えします。

 

小学生の<運動>の時間が終わり、直接コミュニティセンターへ向かうと、そこにはいつもと違う景色が!

 

 

四方からライトで照らされることで、壁に自分たちの影が映り、なんだか洞窟の中にいるような感じでした。

 

集まった人から輪になり、ストレッチが始まります。

脚を開くストレッチでは、みんな「痛ってぇー!」と悲鳴をあげていました。

 

そしてその流れで、柳さんがアドリブで振り付けを考え始めました。

1,2,3,4,5,6,7,8…。リズムに合わせて柳さんの動きをみんなでマネします。

 

 

どんどん柳さんの動きを吸収していく子、ぎこちないけど食らいつこうとする子、あれー?みたいな顔しながらもとりあえずマネる子。

みんなの様子を見ていると、振り付けという「型」にはまって身体を動かすのも楽しそうにしていて驚きました。

 

<音>の講座でもそうでしたが、表現には自由にのびのびすることと、「型」を身に付けることの両方があると思います。

でも最初から「型」を押し付けるのではなく、自分の身体にアンテナを向けて、自由にビビッときた身体表現をし続けてきたからこそ、こういうのも面白いと感じられるのかもしれません。

 

今日の講座は、かなり流動的でした。

柳さんの振り付けに挑戦して終わり、ではなく、その流れで「シーンの共有」へ突入。

 

 

1,2,3,4,5,6,7,8!ここでテンション0~!

さぁ、今から僕たちは微生物です…。僕たちは顕微鏡で覗かれています…。

アメーバかな?アオミドロかな?ミトコンドリアかな?それぞれの微生物の動きを表現してみよう!

 

うねうね、チョロチョロ、ピクピク、ごろごろ

僕は動画を撮っていたんですが、本当に顕微鏡をのぞいているみたいでした。

 

シーンはどんどん展開していきます。

さぁ、だんだん微生物から進化していくよー!最初はどんな生き物だろう?

まだ生き物とも呼べないかもしれないね?みんなどんな生き物になる?

 

 

這いずり回っていた生徒たちも、徐々に膝立ちになり、むくむくと起き始めました。

四足歩行から、直立二足歩行へ。だんだんと人類になっていく様子は見ていて面白かったです。

 

でも、やっぱりまだ ”速すぎる”…。動画を見返しててそう思いました。

もっとじっくり考えて、自分をコントロールして、他者とイメージを共有して、丁寧に表現することができたらいいのになぁと。

 

その後、人間になったみんなは、僕のほうへスローモーションで迫ってきました。

それがゾンビになったり、人間に戻ったりを繰り返しながら、ゆっくりゆっくり近づいてきます。

 

 

木下先生のiPhoneが唯一の食料だ!みんなどうする!?

でも撮影は続けたいし、カメラの機能を停止させずに表現できるかやってみよう!

 

柳さんのこの一声に、僕のiPhoneにむらがる小学生たち。

みんなで奪い合いが始まりました。

 

当然、ポチっとどこかのボタンを押してしまい、カメラは停止。

はい、カットー!と、シーンの共有は中断となりました。

 

その後、何度もシーンの共有を繰り返したのですが、結果はみんな同じような感じ。

※他にも色々なワークをしたのですが、今回は割愛させていただきます

 

講座が終わってから、柳さんと動画を見返しながら振り返りをしました。

そこで出てきたキーワードが、今回のブログのタイトル「丁寧に向き合う」です。

 

生徒たちが楽しそうにしているのは、きっと自分の表現を誰かがキャッチしてくれる喜びを知ったからだと思います。

でも、それだけではみんなでシーンを創り出すようなことはできません。

 

柳さん曰く、これからはもっと「自立した表現」が求められるとのこと。

またそのためには、自分自身に対しても、他者に対しても「丁寧に向き合う」ことが必要だともおっしゃっていました。

 

柳さんと話していて、このことは何も身体表現に限ったことではないと思いました。

また、学びの森が現在直面している課題にもつながることでもあると。

 

学びの森という場所を、生徒やスタッフ、保護者や関わる大人たちと一緒につくっていくためには

学びの森に通う生徒やスタッフ、保護者や関わる大人たちが本当の意味で「自立」して生きていくためには

自分自身や他者と丁寧に向き合う経験が不可欠だと僕は思います。

 

自分が今この瞬間に感じている/考えていることってなんだろう?

他者が今この瞬間に感じている/考えていることってなんだろう?

 

自分が今やりたいこと/向き合わないといけないことってなんだろう?

他者が今やりたいこと/向き合わないといけないことってなんだろう?

 

こういうことをやり取りするための表現を身に付けること。

そして、一緒に新しい経験を創り出すこと。

 

こうした経験を積み重ねながら、省察し続けられたらいいなと思います。

きっとその先に「自由」があるのかなぁとも。

そんなことを考えさせられた、今回の<教養講座(身体)>でした。

 

動画をたくさん撮っていたため、写真でお伝えすることができず申し訳ありませんでした。

講座は残すところあと2回!

 

最終回に向けて、ラストスパートです!

では、また~