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日誌

新しい景色をつくる

どうも、学びの森のキノシタです。

今日はサタデー・パフェの第二回目のワークショップ<長い紙、たらして切って、眺めて、新しい景色>の様子をお伝えいたします。

 

講師は中村潤さん。紙や糸などの身近なものを素材に、大、小、様々なやわらかい立体物をつくる美術の作家さんです。

実際に学びの森に足を運び、教室や庭を見ながらどんな内容のワークショップが良いか考えてくれました。

 

準備が始まってすぐに、タイトルにある「長い紙」が登場。

それをなんと…

 

 

ここにたらしちゃう!!

もうこれだけで一気に新しい景色が広がります。

その他にも、トイレットペーパーやレシートの紙がセッティングされて、これからどうなるのかワクワクするような雰囲気が漂います。

 

やってきた生徒たちも、教室に入るなり「うわ!なにこれ!なにするん?」を連発。

すでに色んなことを想像して、目が輝いていました。

 

たらした紙を伸ばして、机の脚にくくりつけてもOK!

どこかの壁にくっつけてもOK!

 

トイレットペーパーで編み物をしてもOK!

紙をハサミで切ったり、穴をあけたり、何かをぶらさげてもOK!

 

危険なこと以外はなんでもOK!

そんな説明を受けて、ワークショップがスタートしました。

 

ここからはもうお祭り騒ぎ。

普段とは違う紙、教室の使い方ができるとあって、みんなの創造力が爆発していました。

 

トイレットペーパーを持って走り回る。

 

 

ぐるぐる色んなところに絡める。

 

 

もっとぐるぐる色んなところに絡める。

 

 

飾り付ける。

 

 

2階からトイレットペーパー投げる。

 

 

ハサミで細工する。

 

 

机に壁をつくる。

 

 

トイレ前にバリケードつくる。

 

 

ほんの数分で見たことのない景色に。

 

 

ここまでくると足の踏み場もなく、くぐって移動するしかありませんでした。

 

 

この喧噪の中で、黙々とトイレットペーパーを編みつづける子も。

 

 

一人ひとりがそれぞれの時間を過ごしているのが伝わってきます。

そしてここでダメ押しの「色のついた紙」と「マジックペン」登場。白一色の世界に、新しい風が吹きます。

 

 

 

 

 

 

 

こんな風に、ポイッ!と輪っかを投げる子が現れました。

この様子を見ていて、だんだんつくりあげられていく空間もそうですが、その空間の中での生徒の動きもまたひとつの新しい景色だと思うようになりました。

 

「景色」はなにも「静止画」だけではなく「動画」とも言えるはずです。

生徒たちが動くことで揺れる紙、走り回ることで伝わる振動や音、風。

 

さらには、目には見えないその時その瞬間の生徒の感情。

その全部が「新しい景色」だと考えると、今目の前で起こっていることがより一層楽しく感じられました。

 

みんな思い切り手と、頭と、心を動かしていました。

終了時間が近づいても、そのエネルギーは尽きず、片付けも創作の続きをしているかのようでした…。

 

 

とまぁ、こんな感じで第二回目のワークショップも無事終了!

みんな満足そうに帰っていったのでよかったです。

 

潤さんのおかわりワークショップは来年の1月。

次はどんなことをするのでしょうか?今から待ち遠しいですね。

 

来月のワークショップは<ぶどう農園にいるのはだあれ?>

実際に亀岡にあるぶどう農園へ遠足にいきます。

 

たくさん参加してくれたらいいなぁ。

では、また~