MENU

日誌

2021年度卒業式

どうも、学びの森のキノシタです。

心地よい春の気候に包まれた今日、2021年度の卒業式が挙行されました。

 

朝早く集合して、準備を手伝ってくれている在校生。

それから少し遅れて、卒業生がやってきました。

 

みんな普段とは違いパリッとした装いで、纏う雰囲気からも逞しく成長したことが伝わってきました。

初めて学びの森にやってきたときは、あんな小さかったのになぁと心の中で思いながら、胸に記章をつけました。

 

式が始まり、代表からの言葉でこの1年間が振り返られました。

「みんなとこうして出会ったからこそ、この1年間がありました。」

 

学びの森の活動は、決して僕たちスタッフだけでは成立しません。

目の前にやってくる生徒たちがいるからこそ、新しいことが生まれていきます。

 

それは生徒に限らず、保護者の皆様にも言えることです。

改めて、学びの森の活動って、みんなで一緒につくっていっているんだなぁと思いました。

 

在校生の送辞、卒業生の答辞には驚きました。

「送辞/答辞やってくれへん?」と、僕自身はやったことないくせに半ば強引に引き受けてもらったんですが、脱帽の一言。

 

形式ばったばかりの文章ではなく、自分たちが学びの森で経験してきたことをベースに、自分たちの言葉で文章が紡がれていました。

それを聞きながら、ここまでやれたらこの先も全然大丈夫やろ、という謎の安心感が生まれました。

 

毎年思いますが、学びの森は生徒や保護者の方にとって、ひとつの通過点にすぎません。

まだまだこれから色んなことが待ち受けている人生。

その人生をなんとか生き抜いていくだけの逞しさや知性を、ここにいる期間に身に付けてもらう責任が僕たちにはあるのかもしれません。

 

式は無事終わり、在校生お待ちかねの謝恩会(ジュースとお菓子目当て)をひらきました。

アットホームな雰囲気で、みんなで輪を囲みながらの歓談タイム。

このときに、卒業生とその保護者の方から少しお言葉をいただきました。

 

印象的だったのは、ある生徒のこんな一言でした。

「学びの森に来る前はネガティブなことばっかり考えてたけど、ここで学習やその他色んな経験を積んでいくうちに、だんだんポジティブなことが考えられるようになった」

 

在校生にも話を振ると、どうやらみんなここに来てから「自信」が持てるようになったそうです。

これってどういうことなんやろう?と結構考えさせられました。

 

生徒の表情や語り方などから、「自信」という言葉では大事なものがそぎ落とされている感じもしました。

自分の選択や、自分の振る舞い方、自分の感じ方や考え方、それらに対して自分自身でOKを出せるようになる、そんなニュアンスなのかもしれません。

 

じゃあその条件はいったい何なのか?

そこに実は、学びの森「らしさ」とか、学びの森に脈々と流れる「文化」のようなものがあるのかもしれません。

 

新年度からもそんなことを意識して、色んなことを一緒に試行錯誤できたらいいなと思います。

卒業生の皆様、ならびに保護者の皆様、今日は本当におめでとうございました。

在校生も最後までしっかり話を聞いてくれてありがとうございました。

 

学びの森は本日から春休みに入ります。
新年度は4/4(月)から。

 

また面白い1年が始まりますよー!

では、また~