作戦会議
どうも、ご無沙汰しておりました、学びの森のキノシタです。
今日は小3の生徒たち三人との関わりから考えたことを書こうと思います。
小3の生徒たちは現在、時間割の中に「レゴ」という時間を設けています。
そこでは毎回テーマを決めて、プログラミングロボットの製作をおこなっています。
今日も「マジックアーム(クレーンゲームの掴むやつ)」をテーマに、それぞれが製作をしていました。
設計図をもとに組み立て、実際にものを掴めるか試してみて、改良を加えていきます。
三人のルールに ”パクリはダメ!” というのがあるらしいのですが、実際はああしようこうしようと話し合いながら進めています。
そうやって協働の中で学ぶことは大切だと思いますし、三人の表情を見ていると本当に楽しいんだなというのが伝わってきます。
しかし、この「レゴ」にはひとつ僕の中で不安要素も…。
それは、部品の紛失・混入です。
色んなバリエーションのロボットが作れる分、部品の数もたくさん。
一番多いもので、72個もあります。
これらを一緒の空間で使用していたら、いつか部品をなくしたり、別の箱に混ぜて入れたりするのでは?と危惧していました。
今日は特にテンションの高かった三人。
片付けも少しテキトーになっている感じがしたので、説明書と照らし合わせながら、ちゃんと部品の数を数えてもらうことにしました。
すると、案の定ごちゃごちゃに…。
③番の箱に④番の部品が入っていたり、8個でいい部品が10個もあったり…。
幸いにも紛失はしていなかったのですが、整理整頓は全然できていませんでした。
三人には、レゴがみんなで使うものであることと、だからこそ次に使う人が気持ちよく使えるように整理整頓してほしいことを伝えました。
その後、一緒に次からどうするか作戦会議をすることにしました。
割ときつめに叱ったので、どんな空気になるかと思っていたのですが、意外にもみんな前向きに考えていました。
・使うレゴは固定にする
・一人ひとつ机を使う
・決められた曜日にしか触らない
・点検の時間を時間割に入れる
三人で話し合いながらルールができていきました。
こんな風に、自分たちでどうしようか考えれるんだなと驚いたし、考えてくれてありがたいなと思いました。
部品をなくしたり、混ぜてしまったりするのは、仕方ない(当然起こる?)ことだと思います。
でも、それが起こったときにどう考えて行動するか?
ここが大事なポイントではないでしょうか。
また、三人が「レゴ」の時間を大切に、意味のある時間だと思っているから、こんな作戦会議が成り立ったんだとも思いました。
大切にしたいものがあるから、ちゃんと守るべきルールは守ろう、みたいに考えているのかもしれません。
僕も三人の姿を見習わないとなと思いました。
では、また~