学びの森の夏休み ご報告 ~大学見学 in 東京~
ご無沙汰しております、学びの森タナカです!
さて、夏休みが終わってしまいました…と言ってもこれはスタッフの話。
学びの森フリースクール・ハイスクールの生徒たちはまだまだ夏休み中なので、今も楽しい時間を過ごしていることでしょう。
さて、そんな夏休み。
以前このブログでもお話ししていたように(➡ 学びの森の夏休み)、タナカはハイスクールの生徒と東京の大学見学に行ってまいりました。
8月某日の朝10時、東京駅の有名待ち合わせスポット銀の鈴前。
慣れない土地、複雑な駅舎に混み合う人々…。無事集合場所までたどり着けるかな?と少し心配していたものの、無事集合しいざ出発。
池袋駅を目指しメトロに乗り込み向かった先は…
すごい!大学の名前が通りの名前になってる!
煉瓦造りの瀟洒な正門、そして奥に見える校舎には蔦が。「大学」って感じ…!
そう、立教大学です。
立教大学がこんなキャンパスを持った歴史のある大学だと思っていなかったので少し驚いたタナカ。校舎内にあるチャペル(パイプオルガンまであるんですよ!?)も荘厳な雰囲気で、建学当時の面影を残す校舎は、その歴史と知の重みを感じさせてくれます。
正面に見える蔦のからまる校舎の中はこんな感じ。
一緒に行った生徒は前日に同じく立教大学の埼玉新座キャンパスにも見学に行ったそうなのですが、新座のキャンパスは新しく近代的なビルばかりだったのに対し、池袋キャンパスにはこうした重厚な歴史を感じる校舎が点在しており、また新座とは少し違う雰囲気だそうな。
校舎を見るだけでなく、「ここに成績や履修に関する通知が掲示されるんやな~」と掲示板を見たり、サークルの部屋が入っているところを見て「こんなサークルあるんや!」と驚いたり、チャペルに入ってたまたま演奏中だったパイプオルガンの音色に浸ってみたり。
公立大学出身の私にとって目にするものすべてがその大学の歴史やオリジナリティ、文化を感じさせるものばかりで、生徒よりも興奮してしまいました。
お次に向かったのは、”オシャレ”な街の代名詞(と勝手にタナカが考えている)、渋谷、表参道。
目的の大学は…
きたーーーーーー!青学!!
そう、青山学院大学!
青学。名前を聞くだけで、「オシャレ」「ハイソ」「美人」「かわいい子」と脳内にいくつもの(偏見の多い)パワーワードが浮かんでくるこの大学。
しかし行ってみると、想像していたより規模が小さく、アットホームな印象を受ける、けっこう普通の大学でした。
訪問時、立教大学は夏期休業真っただ中で学食や校舎にほとんど入れなかったのに対し、青学は学食や購買、受験センターを含めた校舎をぐるっと見て回ることができたので、よりキャンパス内や学生さんの雰囲気を肌で感じることが出来ました。
おもしろいなと思ったのは、学食の前の壁一面の掲示板に数多く掲示された、英語教育や国際交流に力を入れている青学らしい留学や国際ボランティア・インターンの案内。
こじんまりとした大学で学んだ私としては、外の世界につながれる機会を紹介する情報量の多さに圧倒されました。
こうして2つの大学をまわり、どちらもミッション系なのに受ける印象やカリキュラムの個性、キャンパスの雰囲気は全然違うんだなぁとあらためて「場所」としての「大学」の個性の違いにおもしろさを感じました。
一緒に行った生徒は、前もって入学案内を読み込んでいたからか、「想像していた感じだった」と答えていたのですが、キャンパス内の違いよりも、キャンパスのある街の違いが興味深かったようでした。
女子高生だし青山の方が気に入るのかな?と思いきや(これまた偏見)、「街として好きなのは池袋の方」と答えた彼女。
大学の構内、大学のある街、そこにある店、生活する人たちの空気感、学生の雰囲気。
大学を見るポイントは、カリキュラム以外にもたくさんあるはず。
一方で、「どこで」大学生活を過ごすか以上に、そこで「どう」過ごすかの方が重みを持つこともあるもんなぁ…と思ったりも。
でも、高校生にとって大学を「どこ」にするかはきっと、自分の今後の人生を決めると思ってしまうほどとても大きな問題で、それに寄り添いながらもあまりがんじがらめになっている場合は解きほぐしつつ、私自身の考え方とのバランスを取りつつ尊重していきたいと思ったのでした。
とにかく、こんな経験を東京という地で生徒と一緒にできてよかったです。
夏休みが終わり、彼女からあらためて話を聞くのを楽しみにしているタナカでした。