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日誌

6月11日語り場 「何かあっても言えない性格だから。。言えるようになれたらいいな。」

今年度、2回目の「語り場」がありました。
「語り場」とは、生徒1人が『語り手』となり、自身のライフストーリーを「語る」。それを他の生徒が『聞き手』となり、「聞き」「考え」、また「語る」場です。自身の経験を振り返る語り手にとってはもちろん、聞き手にとっても、語り手の過去の苦労や傷が見えたり、共感するところがあったり、自分を振り返ったりする機会です。
今回の様子を簡単にご紹介します。
■語り手:B


■参加者:9名(生徒6名・塾長・小牧・小林)
■Bの語り 前半(10:40~)************************************************
B  小学年のころは、外ではしゃぎまわってた
   中学年のころは、水泳が好きだった。スイミングやってた。
   高学年のころは、ぺらぺら喋ることがすきだった。
B  中学校に入って、小学校のときの友達グループに入れてもらえなくなった。
    ある日、クラスの人に机を蹴られた。数人が笑ってた。
    別の日、ほうきで頭をたたかれた。
    その夜、「これって、いじめかな..?」と思いだした。
    後日、先生に相談すると、先生からその子へ注意があった。 
    「なんで先生にちくんねん」「(B)きもい」
    後ろの席から言われるようになった。
    ペン投げてきたり。消しゴムを投げてきたりもした。
B  親が学校や行政に相談したり、両親がもめたりした。
■全体の語り(10:56~)****************************************************
塾長  いつの間にか、子どもの事情が大人の問題に発展たというような感じですね。
     Bが、大人のあれこれに巻き込まれるというのは、心もとない。     
A   私は、両親が自分のことで外に訴えるのは、少し恥ずかしい気がする。
C   私は、子どものために外に訴える親が増えるべきだと思う。
D   うーん、なんか違う気がする。
     親が出ていっても、子どもの問題やし。
     子どもの気持ちはおいてけぼりみたい。
     そんな親ばかりになれば、めちゃくちゃになると思う。
     どーしたらいいんかな。 
塾長  論点は「司法心理学」の領域ですね。
E   なんにせよ、自分のことで親が言い争う状況は辛い。
■Bの語り 後半(11:12~)***********************************************
B  中2の夏休み空けて~9月
   周りからの「きもい」攻撃が続いた。
    吐き気がでてきて、小児科で過敏性腸症候群と診断された。
    1か月半、学校に行かなかった。
    その後、いじめのきっかけは些細なことだったとわかった。
    しかし、学校にはもう行けないだろうし、勉強する場所を探した。
    そして、知誠館を見つけた。
■それぞれの感想(11:35~)**********************************************
A  知誠館で楽しそうにしている裏に、そんなことがあったんだ。
C  親はいい人だね。
D  いじめはなくならない。抜本的改革が必要。
E  やられっぱなしですね。
F  自分が痛みを経験してたら、人にやさしくなれるはず。 
G  この先にまた同じことがあったら、どう対処するんだろう。
塾長 『自分の傷は、自分でしか癒せない』
    変わることを求めすぎるのは良くないが、
    変わることも必要なのかもしれない。
■Bの感想(12:12~)***************************************************
何かあっても言えない性格だから。。言えるようになれたらいいな。
これからもよろしくお願いします。