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日誌

ライフストーリー・ワーク

若者たちの変容を促すためのプログラムとして、私たちはライフストーリー・ワークを取り入れます。
毎月一回開かれる「森の語り場」というセッションで、その回のゲストに当たる若者が、自分のライフストーリーをインタビュー形式で語っていくのです。


彼らの多くは、辛い過去を背負っています。
過度のストレスから、精神的にも身体的にもダメージを負っていたりします。
その過去に対して、彼らはコトバを添えていく作業をおこなうのです。
時には涙することもあります。
時には感動の渦に包まれることもあります。
それをみんなで共有する作業が、このセッションです。
コトバはやがて物語を描きます。
その若者固有の物語がそこに誕生するわけです。
そしてその物語に感化されるように、また新しい誰かの物語が生まれるわけです。
個人の変容が、場の渦を作り出して相互の変容へと変換されていく瞬間でもあるのです。
コトバはとても大事です。
人はコトバによって傷つくこともありますが、コトバによって自分を救うこともできるのです。
コトバ-物語-変容
これらのキーワードが、とても大事な文脈を構成するように思います。