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日誌

自分と向き合う

自分が学校へ行けなくなったのは、友達が悪いから、クラスの状態が悪いから、先生が悪いから、家族が悪いから、あるいは自分の住んでいる地域が悪いから・・・。
そう考えている間は、何も解決しません。
問題のない人間関係なんてどこにもありませんし、理想の学校なんてものありません。
私たちが暮らす社会には、必ず何らかの問題があるものです。
そして私たちは、その問題に直面する度に自分自身を見つめ直し、その問題を乗り越えたり回避したりしながら生きているのです。


アウラにやってくる子どもたちも、最初はその問題を自分自身の外に見いだすことが多いです。
その理由は簡単で、問題を自分自身の中に見いだすためには勇気と強さがいるからです。これを専門用語では「レジリエンス」といいます。
だからアウラにおける最大の指導目標は、彼らのレジリエンスをどのように育てていくのかということになるのかもしれません。でも、このことは一方で彼らのご家族のレジリエンスを高めることにもつながってきます。
子どもがたくましくなり、そしてそのご家族までもが力強くなっていかれた時、それがアウラを巣立つタイミングなのかも知れません。
「子どもが不登校になって良かったです」
そうおっしゃっていただけるように、私たちは子どもたちを見守っていきたいと思うのです。