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日誌

感動

「感動的でした」
という声を前回のラウンドテーブルの参加者のみなさんからたくさんいただきました。
実は、前回のラウンドテーブルには、たまたま知誠館の現役の子どもたちが3名参加したのです。そして彼らが、自らの物語を見ず知らずの大人たちの前でポツリポツリとはなしをする機会があったのです。


第10回 ラウンドテーブル「小さな物語とキャリア・レジリエンス」
彼らの語りが何をもたらしたのか、その詳細はわかりませんが、確かなことは彼らの語りが周りの大人たちにどこかで深い感動を与えたのだという事実です。
このラウンドテーブルは、若者支援に携わる支援者たちの学びの場として立ち上げたものです。ただお決まりの支援プロセスをフォローするだけの支援の実態ではなく、支援ということそのものを省察的に問い直すことで支援モデルそのものを更新させていきたいという思いに支えられたものでした。
そんな考えを背景として持っていたので、立ち上げから私は知誠館の子どもたちの物語をエピソードとしてみなさんに紹介しながら、そこに現れてくる一般的な指導者の視点とは異なった視点を同時に紹介するように心がけていたのです。するとそこから、物語がスタートする訳です。視点をずらしたことによって、生じる物語の面白さ、豊かさをみなさんに知ってもらいたかったのかもしれません。
でも今回は、初めて子どもたちがライブで参加したのです。それが感動をともなって支援者たちに伝わっていったことに、今度は私自身が感動しました。