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日誌

生まれ変わる

「私、生まれ変わりたいんです」
高校生の彼女は、私の眼をしっかり見つめてそう言いました。
中学時代から不登校になり、高校も席だけは置くものの行けずに家でじっと過ごしていた彼女。
そんな彼女が知誠館にやってきたのです。


生まれ変わる「生まれ変わる」
それは、とても強いコトバです。
そこには、強く否定された自分と、肯定されるべき自分が混在しています。
極端さを内在しているかもしれません。
でも彼女は、「生まれ変わるために」その契機となることを期待して私たちの門をたたいたのです。
「生まれ変わってください。私は、そんなあなたを応援しますよ。そう決めましたから。今から3年間で、あなたは過去を捨て、新しい自分に生まれ変わるんです」
それは彼女自身の欠であると同時に、私自身の決意でもありました。