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日誌

「不登校」の次のステージへ

「思考」のためのワークショップも、12回目に入りました。
本当にあっ!という間に時間は経っていきますね…。


私が知誠館に初めて訪れたときから、もう1年が経ちました。
思えば昨年のこの時期に…
と自分語りをしてもしょうがないので、今回もワークショップの様子を紹介したいと思います。
前回に引き続き、「住民(国民)投票」について自分の意見を述べることを目標にしました。
しかし、今回は
他者の意見も取り入れて
です。
これまで色々なものを題材に、自分の意見を述べる練習をしてきました。
でも、それは「言いっぱなし」なところがあるのは否めませんでした。
自分たちの意見を他者に主張し、議論するためには、自分たちの意見をもっと論拠のあるものにしなくてはなりません。
その論拠はどうすれば作ることができるのか?
そのためには、他者の意見を取り入れることが必要です。
他者の意見を取り入れながら、自分の意見を再構築する。
それを繰り返すことで論拠、そしてその裏付けが作られるのだと思います。

こうして身につけた力を活かして、生徒たちは「不登校」の次のステージに向かうのではないでしょうか?
動画で自分の意見を述べている2人の生徒は、もともと「不登校」でした。
しかし、知誠館に来て、自分の経験を「物語る」力とエネルギーを取り戻していった彼らは、もはや「不登校」という言葉では表せないと思います。
かといって、ここでの主張が社会で受け入れられるとは限りません。
また、彼らが主張できる知誠館のような環境が、社会にあるとは限りません。
今回のワークショップは、彼らが社会という次のステージへと進むために必要なことだったと思います。
そして、そんな彼らを見て、私が「不登校」とは何かを改めて考えるために必要なことだったと思います。
マイノリティもマジョリティも、次のステージへ進まないといけないんだと思います。
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