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日誌

森の「出会い場」

今日は森の「出会い場」がありました。
「出会い場」とは、知誠館の生徒がこだわりを持って仕事をしている面白い大人と「出会う」場です。


この「出会い場」、今までスタッフが生徒の会いたいと思う大人のひとに声をかけて、来てもらう形式をとっていました。
しかし、今回からは生徒自身が会いたいと思う大人のひとに声をかけ、来てもらうという形式をとるようにしました。
なぜこのような形式にしたかという話はまた今度書くとして・・・
今回は第1回目の「出会い場」のことを書きます。
来てくださったのは、京都学園大学人文学部教授、川畑隆先生です。
塾長が以前講演に行った大学で、臨床心理学や発達心理学を教えてらっしゃいます。
その川畑先生に会いたいと言ったのは、高3の男の子(A君)です。
もともと彼はロボット工学に興味があり、その道の大人のひとを呼ぼうということになっていましたが・・・
彼は、急に
「俺、臨床心理学って何か知りたいし、先生(私)に話聞きたい」
と言ってきました
 私:「えー、無理無理。俺もわからんもん、考えてる途中やし。」
 A君:「でも勉強してるんじゃないん?」
 私:「勉強してるからって、答えが出るわけやないんやで。こっちが知りたいわ。」
 A君:「うーん…。」
 私:「じゃあA君はどう思うん?」
 A君:「うーん…心の鍵を開けるみたいな…。」
 私:「ほうほう…それは何でなん?」
とかなんとか会話をしていき、川畑先生を呼ぼうということになったんです。
彼はこうも言っていました。
 私:「…でもなんで急に臨床心理学なん?」
 A君:「なんか、自分のことが知りたいっていうか…変わりたいなって思ったから。」
彼は自ら聞きたいことを考え、なぜそれ知りたいかを言葉にし、川畑先生にメールを送りました。
今日、川畑先生も、そのA君の質問に真摯に答えてくれました。
自分のライフストーリーに照らし合わせながら、川畑先生の思う「臨床心理学」を語ってくださいました。
すると、A君も新しい質問を返し、他の生徒もそれぞれ気になることを質問していました。
もちろん私にとっても、ためになるお話でした。
自分が出会いたいと思う気持ちが、現実になっただけでなはなく
そこから彼が自分自身を深く考えるようなきっかけになったのではないかと思います。
また動画も見てみてください。

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