知誠館の卒業生たちが、それぞれに新しい生活を報告してくれます。
大学の授業の話、入ったサークルの話、高校生活の話、留学の話、友達の話・・・
かつては、それぞれが学校生活に躓いただけに、新鮮な経験として受け止められているように思います。
とてもうれしいことです。


不登校は、先送りされることの多い課題のように思います。
高校で不登校をする生徒の大半は、中学で不登校の経験を持っています。
何も変わらないまま、高卒の資格をとって大学に入っても、また大学で躓き、今度は家でひきこもってしまうこともよくあるのです。
本質的に変わらないと、同じことが繰り返されます。
そして年齢が高くなればなるほど、状況は深刻になります。
解決に時間がかかるのです。
私たちは生徒たちの資格や入試への対応だけでなく、彼らの本質的な変容に期待をかけます。
そのための取り組みを行うのです。
だからこそ、卒業生たちは新しい生活をちゃんと手に入れてくれるのです。
小手先の教育では、何も解決しないのです。