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日誌

京都市立洛風中学校へ行ってきました

今日、洛風中学校へ見学に行ってきました。
今まで京都市教育委員会に設置されているパトナへは何度も行ったことがあるのですが、同じ敷地にあるこの洛風には行く機会がなかったのです。
今回は、洛風中学校の立ち上げから関わってこられた須崎校長が私を迎えてくれました。


洛風中学校は、不登校の子どもたちの学校として10年前に設立されました。
「学校へ行かない子どものための学校?」って少し面白い表現ですが、いわばもう一つの学校=オルタナティブスクールとしてデザインされたユニークな学校なのです。
当時は、小泉政権の時代でした。
その時代にもてはやされた特区校の一つとして洛風はスタートしたのです。
全校生徒は、50名弱。
年2回の入学期を持ったこの学校は、独自のカリキュラムを備えています。
学力の保持ということよりも、集団生活への参加に力点が置かれているそうです。
また、評価については、他の公立中学校の基準と合わせることで、進路保障に備えているようです。
学校と家庭の中間領域としての機能を持たせるための工夫も随所に見られ、この10年間の経験の蓄積からくる重みを実感しました。
京都市内におけるこのオルタナティブな教育の取り組みから気づかされることは、とても大きいように思いました。
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