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日誌

支援そのものを見つめなおす

京都市ユースサービス協会の松山さんがお見えになりました。
来る11/21(金)に宇治市で行われる「若者就労支援シンポジウム」の打ち合わせをするためです。
お声をかけていただき、当日私はシンポジストの一人として登壇させていただくことになっているのです。


松山さんとの話の論点は、二つ。
その一つは、若者支援のモデルは存在するのかということ。
もう一つは、その支援モデルそのものを更新するための連携の場がとても大事になるということでした。
まず第一の点、それは定型的な若者支援のモデル化に疑問を持つということです。
それは自己アピールの研修を受け、ワープロ検定をとったところで、その若者のキャリアが決定づけられるという保証が何もないということです。
研修を受け、資格を身につけたものの、就職活動の現場でうまくいかないことは山ほどあるのです。
状況には、個々に違いがあるのです。
どこにもその正解なんてないのかもしれません。
だから当事者の状況に応じだ個別のキャリアパスをいかに見出すかということが大事になってくるように思います。
彼らを社会のニーズに合わせていくだけでなく、彼らの特性に合った仕事をいかに見出してくるかといった視点も大事になってきます。
第二の点、それは連携です。
それぞれの現場でパターン化されていく支援のあり方を、いかに解きほぐしていくのか?
あるいはいかに更新していくのか?
その仕組みを作っていく必要があるように思います。
そのために必要なこと、それが他の領域との連携です。
連携は自分たちとは異なった視点を提供してくれます。
その視点が、自分たちの支援のあり方そのものを振り返らせてくれるのです。
絶えず支援のあり方そのものを見つめなおして更新していく。
与えられたパターンに当てはめていくばかりではなく、そのパターンそのものを更新していくその柔軟性が、
当事者にも、支援者にも求められているような気がしてならないのです。
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