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日誌

初めてのラウンドテーブルに参加して・・・

実は人って自分を表現する機会がどれくらいあるのだろう・・・
「みんなの投げかけの一つ一つに対してめちゃめちゃ頭で考えた」  ある参加者は言った。
きっと 「自分はどうだっただろう?」「自分ならどう答えるだろう?」って
体験談を話してくれた知誠館のA子に感情移入してのだと思う。
上手く言おうとか、ちゃんと話そう、ではなく
訥々とそんなに大きな声を出すこともなく一生懸命語ってくれた彼。
             そしてそんな彼の話にしっかりと耳を傾ける参加者たち。


真剣に考えたことを、言葉を紡いで自分の言葉に表現すること・・・
これって日常生活ではなかなかできない経験なのだと思う。
 今回A子が話してくれた中で出てきた様々な言葉、
     「いじめ」・「親・学校の対応」・「不登校」・「ネット依存・昼夜逆転」・「進学」・・・
        多くの参加者が大きくうなずく。
            「そう、ぼくもそうだった」 「わかる、わかる・・・」 共感し自らの過去を顧みる。
そんな思いのやり取りの中で一つ出た問いかけ、
             「学校は行かなければならないと思いますか?」  
    また参加者たちの頭がカチャカチャと動き出す。
        自分はどう思うか・・・ 
        どう言えば自分の考えていることが相手に伝わるように表現できるか・・・
               あふれる思いを抑えながら必死で言葉を選んでいる。
               そんなひたむきさが見ていて気持ちいい。
       言葉を紡ぐのが得意な子もいる。そんな彼も一生懸命考える。
       ひたむきに言葉を組み立てる。
あっという間の3時間。まだ話したりない様子の参加者たち。
知誠館の子供たちの他にも20代半ばまでの5名の参加者たち。
そんな次世代を担う彼らが一生懸命考え、表現しようとする今日の姿はとても頼もしく思えた。
京都府教育委員会認定フリースクール 知誠館
不登校・ひきこもり相談受付 0771-29-5588