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日誌

グローバル教育について

文科省が最近よく話題にするグローバル教育について、ある高校の先生と一緒に考える機会がありました。
果たして、グローバル教育って何なのでしょうか?


私がドイツに滞在した時、私はたまたまメツガー博士のご自宅にお世話になることができ、丸3日間にわたって青少年支援のあり方について、かなりいいディスカッションをすることができました。
こんな風に書くと、いかにも私が英語が堪能なように思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
流暢に話せるわけではないのですが、互いに深い考察を重ねることができたのです。
博士はドイツ人、私は日本人ですから、二人とも英語のネイティブではありません。
もちろんその専門領域も仕事の内容も育ってきた文化的背景も違いがあります。
でもそういった違いを超えて、互いに了解しあえる理解に到達したとき、そこには新たな発見が見いだせるのです。
グローバル教育の根幹には、創造的な思考があります。
創造的な思考は、自分の既有の理解を更新させることで生まれます。
そしてその更新を実現させるためには、自分とは違った視点が必要となるのです。
グローバル教育は、そんな背景に成立する学びの世界であって、それは決して英語を習得するといった狭義にとどまるものではないのです。
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