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日誌

大きな変容

中学校で不登校だった子どもが、高校へ行っても不登校になる。
高校で不登校になった子どもが、大学へ入学しても通えていない。
そんな話はよくあることです。
場面が変わっても、子ども自身が大きく変わっていかないと、不登校、そしてひきこもりは連鎖していきます。


人が大きく変容していくためには、その足がかりが必要になっていきます。
私たちは、その足がかりを「学び」を通して作っていこうと考えているのです。
足がかりだけではだめです。
彼らが安心して所属できる場があり、いいやり取りができる仲間たちが必要になってきます。
変容が生じる場は、中間的な性質を持っている場です。
学校でもない、家でもない
これまでの自分が所属してきた場とは少し違った場がいるわけです。
変容とは、これまでの自分をいったん解体して、新しい自分を構築していく過程です。
それは、死と再生、あるいは脱構築と呼ばれ、新しいパターンを模索していく作業でもあるのです。
不登校やひきこもりになることで初めて、自分自身を変容させることができ、新しい自分と出会えるようになることを
私たちは期待するのです。
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生徒たちが、植え替えてくれました