得体のしれない不安と向き合うために、大学院で研究を始めました
私が初めて出会った不登校の生徒は、中3のアキオでした。中学3年間ほぼ学校に通うことがなかったアキオでしたが、私たちはそんな彼を前にしてどんな風に学習してもらえるかを模索していったのです。そしてこの経験がもとになって知誠館は誕生することになります。また行政とのかかわりもそこから始まっていったのです。
アキオは「得体のしれない不安」に苛まれていったと言います。その不安とは何なのか?
実はその思いが彼を研究の世界へと導いていったのです。中学時代に1年間の浪人生活を送ったアキオは、その後、高校、大学へと順調に進み、1年間のブランクを経て大学院社会学研究科へと進学していきます。そして不登校と社会不安についての研究を始めることになっていくのです。まさに不登校であったことが彼の人生を決定づけていったのです。
不登校の経験は苦しくて辛いものかもしれません。でも今のアキオにとってその経験はなくてはならないものになっているように思います。「不登校になったからこそ味わえる世界」が確かにそこにはあるのです。
アキオは「得体のしれない不安」に苛まれていったと言います。その不安とは何なのか?
実はその思いが彼を研究の世界へと導いていったのです。中学時代に1年間の浪人生活を送ったアキオは、その後、高校、大学へと順調に進み、1年間のブランクを経て大学院社会学研究科へと進学していきます。そして不登校と社会不安についての研究を始めることになっていくのです。まさに不登校であったことが彼の人生を決定づけていったのです。
不登校の経験は苦しくて辛いものかもしれません。でも今のアキオにとってその経験はなくてはならないものになっているように思います。「不登校になったからこそ味わえる世界」が確かにそこにはあるのです。
※プライバシーに配慮するため、文中に登場する事例はすべて仮名とし、状況に応じて加工が施されております。