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日誌

『学びの森 社会見学!!』

 学びの森の久保です。

 11月も終わり、いよいよ12月に入ります。今年もあと一ヶ月、慌ただしくなってきました。気候も例年よりは暖かいようですが、寒暖の差が大きいので体調を崩さないように気をつけたいですね。

 大変遅くなりましたが、11月7日に実施した小学生社会見学での様子をお伝えしたいと思います。

 今回は、小学生だけでの活動ということで、今までとは違った雰囲気の中、参加した子どもたちにとっては意味のある一日になったと感じています。振り返りでも、『楽しかった。』という感想が多くありました。

 この社会見学を計画するに当たって、私の中で大切にしたかったことが2つありました。

  その1、『色々な経験や体験をしてほしい。』

  その2、『小学校の最高学年である6年生に活躍してほしい。』

 

 その1については、色々な場所に出かけ、そこでの経験や体験、そして人との出会いは、これから成長する子どもたちにとって貴重なものになると考えます。

 最初に見学した盲導犬センターでは、盲導犬についての理解が深まったと思います。また、盲導犬を必要とする目の不自由な人たちや盲導犬に関わる全ての人たちの願いや思いを知ることができました。当日までに、駅で盲導犬を見たと教えてくれた生徒もいて、関心をもってくれたことは嬉しいことです。話だけでなく、実際に訓練や犬舎での様子も見れたことは大きかったです。『百聞は一見にしかず』という言葉通りでした。残念ながら、盲導犬と触れ合うことはできませんでしたが、そのことも盲導犬の訓練には大切だということも教えてもらいました。

 次に見学したのは、サンガスタジアム。普段、入ることのできない、見ることのできない場所にみんなのテンションも上がりっぱなしで、目をキラキラと輝かせて嬉しそうな表情ばかりでした。その姿を見ていると、私もウキウキした気持ちで子どもたちよりも喜んでしまいました。そして、選手ロッカーで円陣を組んで気持ちを高め、いつも選手が入場するように入場するときには、気分も最高潮になりました。この日はホームゲーム2日前ということもあり、忙しく動き回っておられるスタッフさんたちの様子も見ることができました。ここでも、実際に見る、知る、聞くといった経験・体験があり、子どもたちの心に何か感じるものが生まれたと思います。そして最後には、サンガFCの方からおみやげまでいただき、大満足でした。

 最後に行った『​Circular Kameoka Lab(サーキュラーかめおかラボ)』では、亀岡市が進める環境への取組など身近な環境について知る機会になりました。また、国の天然記念物である「アユモドキ」を題材にしたオリジナルカード「あゆまもカードゲーム」を楽しみました。このカードでは、遊びながら亀岡の自然や取組、川の生き物やアユモドキの成長について知ることができました。残念ながら、時間が短かったので「もっと楽しみたかった。」という声が上がっていました。

 3つの見学場所だけで無く、その他の場所や時間での活動も子どもたちにとって有意義な時間になったと思います。

 

 次に、その2については、学びの森では小学生から高校生までで活動することが多くありますが、今回は小学生だけでの取組です。ぜひとも、6年生のみんなには最高学年として役割を持つことで、次へのステップに繋げてほしいと考えました。実際の役割は、当日の約束を決定しみんなに伝えることと、グループのリーダとしてのまとめ役でした。約束はなるほどと思える項目で、当日参加したみんなも楽しい一日にしようと守っている姿が印象的でした。リーダとしても、班のメンバーが揃っているかの確認やみんなで行動できるように声をかける姿が見られました。ある6年生は、全体で解散した後もちゃんと下級生が帰れるか気にかけている様子もありました。やはり、役割がしっかりあると、自分で考えて行動する力があるのだと感じました。

 たった一日の活動でしたが、多くの学びと気づきがあった社会見学でした。また、こういう機会を作りたいと思います。

 小学生のみんな、またどこかへ行きましょう。